木曜日・27日のPhotoおしゃべり

 陽差しはあるのだが、風が冷たく、寒い日が続いている。
 今日も昼頃は、気温が10℃前後と比較的暖かく感じたのだが、3時過ぎになると急に寒くなってきた。
 
ロウバイが春を呼んでいる
 今日は木曜日でファーム町田店がお休み。朝の開店準備がなかったので、頬にあたる空気は冷たかったが、近くの公園まで散歩。
 ロウバイがほぼ満開。

    f:id:naozi:20220127193625j:plain

    f:id:naozi:20220127193730j:plain

    f:id:naozi:20220127193750j:plain

 

◇梅もほころびだしていた
 昼過ぎ、町田駅前に行ったついでに、今年はまだ詣でていなかった駅近くの「町田八幡宮に寄ってみた。

    f:id:naozi:20220127193835j:plain

    f:id:naozi:20220127193857j:plain

 この八幡宮には、狛犬と並んで、なぜか「撫で牛」が2体も奉納されている。

    f:id:naozi:20220127193927j:plain

    f:id:naozi:20220127193945j:plain

 「撫で牛」は、自分の身体の悪いところを撫で、そのあと牛の身体の同じところを撫でると、自分の身体の悪いところが治る、と言われる。(コロナ感染防止のために今日は撫でるのをパス)
 境内の梅がほころんでいた。

    f:id:naozi:20220127194036j:plain

    f:id:naozi:20220127194057j:plain

    f:id:naozi:20220127194121j:plain

 

◇深緑野分さんの『ベルリンは晴れているか』を読み終わる
 この本、昨年の10月ごろに、ブックオッフで目に止まって買った本だ。
 その時は、別の本を読んでいて机の片隅にずっと積んだまま。
 直木賞をとった『塞王の楯』を読んだ後、「積ん読」しているこの『ベルリンは晴れているか』が気になっていたので読み出した。

    f:id:naozi:20220127194213j:plain

 物語の舞台は、第二次世界大戦時のドイツの戦時中と敗戦後の社会を克明に描きながら、ミステリは進む。
 日本人の作家が、どうしてここまで微細に、敗戦のベルリンの悲惨な町の様子や、戦時中のユダヤ人虐待の実態をリアルに・・・と驚く描写である。実際に当時のベルリンで生き、生活した体験からでなければ描くことができないのではないかと思えるほどの描写に驚きながら読んだ。
 戦争がもたらす不幸な歴史。
 ナチス、それを率いたヒトラーの狂気が醸し出す社会。
 その犠牲となったユダヤ人たちの悲劇。
 ミステリとしての物語というより、僕は驚愕するその実態に触れられたことに、この作品の価値を見出した。