奈良の「新薬師寺」が良かった

 会の新聞「けんさん」8月号は、夏の企画が立て込んでいたり、印刷屋さんのお盆連休などもあって、発行が遅れてしまって、何とか、昨日、全国の会員宅へ発送した。

 しかし、一息つく間もなく、もう次の号の編集時期。今日から9月号の編集に入った。

 でも、今夜は、昨日に引き続いて奈良の寺院のことを記載する。

 

「新薬師寺」が良かった

 先日、奈良を訪れたとき、友人の勧めもあって東大寺の後に寄ったのが「新薬師寺だ。

 

 春日大社の南にある住宅地の中にあり、観光のメインの場所からは歩いて20分ほど離れた位置にあるので、参観者も少なく、ゆっくり、静かに参観できた。

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 この小さな寺院。もともとは奈良時代に大仏造営で有名な聖武天皇の病気を治すことを祈願して光明皇后が建立した古刹。
 創建当時の天平建築様式を残す本堂は国宝だ。

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 説明してくれたお坊さんが、「檜造りで、40本の円柱によって支えられており、天井が張られていないので、建物の骨組をじかに見ることができるのも特徴です。」と言っていた。

 

 さらに本堂内に安置されている「尊薬師如来坐像や、十二神将立像」も国宝だ。

 

 これが、薬師如来坐像だが、目が大きく美しい。薬師如来なので薬壷を左手に持っている。(写真はパンフレットから)

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 尊薬師如来坐像を取り囲んで安置されているのが、「十二神像立像」だ。(こちらもパンフレットを接写)

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 この十二神像は、奈良時代の作品であり、日本最古なのだという。
 造仏方法は、木を骨組みとしてそこに粘土で肉付けしていくという塑像という様式。

 

 境内の片隅の小屋の中には、地蔵菩薩阿弥陀如来薬師如来、十王菩薩立像などの石仏が佇んでいた。

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