鏡餅のおしゃべり

 今日は一日中、曇りで気温も7℃前後の寒い冷えた日曜日だった。
 そんな曇り日だったので、楽しみにしていた日食は、わが町田では見ることができなかった。

 

 朝から、今年営業2日目のファーム町田店のスタッフに入る。
 お店に飾ってあるお正月の「鏡餅」も、お正月の6日ともなると、ひび割れてきた。

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 「ひび割れしちゃったねぇ~」と言ったら、「鏡餅のひび割れは、縁起がいいって言うよ。」と・・・。
 昔、子供のころ、ひび割れた鏡餅を叩いて小さくして、水に浸して焼いたり、母が油で揚げてくれて食べた記憶がある。今みたいにお菓子が豊富でない時代には、豪華なおやつだった。
 そんなことを思い出しながら、では、鏡餅のひび割れが、なんで「縁起がいい」と言われるのだろうとネット検索してみたら、「お祝一升餅専門店・もち処木乃幡」さんが、次のような内容をアップしていたので、転載させていただく。
一升餅鏡餅には太陽神の天照大神が宿るとされており、このお餅自体が天照大神アマテラスオオミカミ)が姿を隠した「天の岩戸」とされていたんです。この天の岩戸に天照大神が隠れてしまったので太陽が出ず、作物が実らなくなる。そこで岩戸の近くで踊りや宴会等を行い、太陽神の天照大神を天の岩戸から誘い出そうと「アマテラス様、あなたよりもっと立派な神様がおいでです。」と岩戸の隙間に鏡を置いて天照大神に自分が映る様にみせた所、女神が確認しようと少し天の岩戸を開いた時に天手力男神(あまのたぢからのみかみ)が岩戸を開き、天照大神が表に出て来て、太陽が戻ったとされる、古事記の一説に例えているんです。ですので、割れたとなると実は女神様のご加護があると言う事でとっても縁起のいい事とされています。」

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 この「ひび割れ」を、よくよく見ると、吉兆を占いたくなる気落ちもうなずける。