六本木で「土と平和の祭典」相談会

 今年の「土と平和の祭典」は11月1日だ。
 毎年秋に開催されているこのイベントは、新しい時代を拓く農業、未来につながる農的生活を提案した故・藤本敏夫さんの思いを、次の世代につなぐ企画として、2007年から始められて、今年で9回目になる。
 藤本さんの妻で歌手の加藤登紀子さんや、藤本さんと親交が深かった人達が呼びかけ、実行委員長には藤本さんと登紀子さんの次女で歌手の加藤八恵さんがなっている企画だ。
 このイベントに、ヤマギシでは3年前から参加させてもらっている。
 その「土と平和の祭典」の第一回の相談会が、六本木の大地を守る会の会議室であったので、岡部実顕地のミライ君と2人で参加した。
 集まったのは、加藤登紀子さんや藤本八重さんはじめ16人。
          
 それぞれ参加者の自己紹介や取り組みを出し合ったあと、今年の祭典のコンセプトをどこにおくか、どんなテーマで開催するかなど、意見を出し合う。
 準備相談会が終わったあとは、中華レストランで夕食懇談交流会。
 昨年も思ったのだが、こうして「らでぃっしゅぼーや」「パルシステム」「大地を守る会」「ヤマギシ」などなど、一見、ライバルのような団体も含めて、いろいろな活動をしている団体が一緒になって、それぞれを、この社会を創っている仲間として認め合い、名刺交換しながら和気あいあいと懇談交流するのが面白い。
 そして今日の加藤登紀子さんは、夫・藤本さんのこと、満州でのお母さんのこと、これからのコンサートのことなど、いろいろな話をしてくれた。