機関紙「けんさん」5月号編集の校正も昨日終わって、明日には印刷が上がる。
明日からは三重のヤマギシの村・豊里実顕地に、毎月の定例研鑽会で出張だ。
その前に、何とか編集を終わらせたいと思って進めていた。
なんとか終わって一安心。
今日は出張の段取りと、出張中の不在の段取りとその準備。
三重滞在中に、関係者の空き時間を調べて、モンゴル関係の研鑽会を急きょ設定する。
電話とメールで何とか調整して、予定があった人も何とかやり繰りしてくれて・・・。
夕方の時間をほとんど、それに費やした。
そんな事もあって、区分転換に、ちょっと寄り道をした。
◇目黒雅叙園
明日からの出張の段取りをして、帰宅途中に目黒駅で下車し「目黒雅叙園」に寄った。
今週末まで開催の「百段階段特別企画・いけばな2014」の入場チケットがあったからだ。
目黒雅叙園と言ったら「昭和の竜宮城」と呼ばれた昭和初期の木造建築で、装飾の豪華さが有名だ。
その中にあるケヤキの板材でつくられた『百段階段』は、国の登録有形文化財指定。
階段廊下の南側には7つの部屋があり、そこが「いけばな展」の会場だ。
玄関を入ると正面に飾られた大きな生け花に圧倒される。
入って左手の、豪華に螺鈿細工が施されたエレベータで3階に行くと、そこが『百段階段』。
この階段沿いに作られた部屋に作品は飾られていた。
各部屋の天井や欄間には、当時の著名な画家による絵や彫刻が、不思議な美の世界を醸し出していて、それに調和した季節の花々が生けられていた。
さすが日本を代表する各流派の人達の作品だ。
大小、どの作品も、洗練された生け花の優雅な美を静かに放っていた。
残念ながら、部屋での撮影は禁止なので、もちろん展示いけばなも撮影できなかった。
◇ここから先は蛇足
いけばな展の会場を出たあと、せっかく来たのだからと思って結婚式場の方に通じるエントランスに寄ってみた。
ここも豪華絢爛。
江戸時代の風俗を表した彩色木彫板が飾られていた。
さらに進むと、御輿が飾られていたり、写真のような演出効果満点の異空間もある。
更に進むと「化粧室」とある。
以前に、ここには日本一豪華なトイレもあると聞いていたのを思い出す。
まったくの興味本位で、そこに立ち寄る。
入ってすぐに、こんな螺鈿細工の作品が迎えてくれる。
そして、これがトイレだ。
さすが「昭和の竜宮城」だ。
このトイレを使わせて頂いただけでも、目黒雅叙園に来た価値はあると納得し、退散。