「けんさん」 発送に来てくれたタカハシさん

 昨日は、会の機関紙 「けんさん・11月号」 の全国会員宅への発送作業をした。
 その作業に、最近、新潟から引っ越してきたタカハシさん、80歳が来てくれた。
 タカハシさんは、元気な、愉快な、お爺ちゃんなのである。
             
 この80歳のタカハシさん。
 新潟で一人暮らしをしていたが、東京に引っ越してきたと、先月、突然に案内所に顔を出してくれた。
 その引っ越しの理由がふるっている。
 「オリンピックが東京と決まったから、それまでに東京に住み慣れておかないとって思って、引っ越しちゃったよ。」 と大きな声で言う。
 ひとしきり話して帰るときに、「人手がいるときは、前もって言ってくれたら、いつでも来るよ。」 と言って帰って行った。
 今週の月曜日にも顔を出してくれて、みんなの一品持ち寄りのランチタイムに加わったのだが、昨日の発送作業に来てくれたときには 「この前、何も持ってこなくてご馳走になったから・・」 と、新潟魚沼産の新米を持ってきてくれた。
 昨日は早速、それを炊いて、みんなでいただいた。
 タカハシさんの現在の生活を聞くと、
 毎日、東京都が発行しているシルバーパス(年間1000円)を使って、東京中を散策しているのだという。
 「有難いねえ〜。バスで何処にでも行けちゃうんだよ。」 と、パスを見せてくれた。
 その横には、しっかりと上野動物園のパスポート(年間1200円)が挟んであった。
 「新潟に居たんじゃ、これから雪下ろしに屋根にもぼったり・・。東京はそんな心配ないもの、天国だよ。」
 いつも都内散策に愛用しているというリックを背負って 「行くところがいっぱいあって、これでも忙しいんだよ。」と帰って行った。