帰宅時に書店に寄って

◇機関紙「けんさん」5月号編集
 三重から5日の深夜に帰って、6日、7日と機関紙「けんさん」5月号の編集に専念。
 5月号の1面特集は、何といっても「春まつり」だ。
 そのために、三重に出かける前に「春まつり」以外の紙面はある程度編集しておき、特集のまつり記事だけを残してあった。
 明日からは、また三重のヤマギシの村・豊里実顕地に出張だ。
 そのために2日間で編集を終わらせたいと思って、「まつり」の掲載写真の選定と原稿づくりに専念。
 紙面レイアウトをお願いしているイワタさんも、そんな僕の要望に応えてくれて、夕方までに何とか終わることができた。
 あとは校正を残すだけだ。
 明日と明後日で、編集メンバーは東京で校正し、僕は三重の出張先で研鑽会の合間に校正をして、最終的に電話連絡を取りながら校正を終わらせることにした。


◇疲れたので書店に寄って
 春まつりで三重に出かけていて、5日間も案内所を空けたし、編集作業以外にも、明日からの出張に備えてやることが多く、慌ただしい昨日と今日の2日間だった。
 そんなことでちょっと疲れ気味。
 こんな時の回復方法に、僕はよく書店を利用する。
 なんの目的もなく、並んでいる書籍を眺めて、目に留まった本を立ち読みして、書店内をぶらつくのだ。
 今日も、編集が一段落して帰宅する途中で、駅前の書店に寄って30分ほど過ごす。
 今日、目に留まった本は、
 『評価と贈与の経済学』というタイトルの内田樹岡田斗司夫の対談本。
         
 帯に書いてあるコピーがいい。
      一緒に考えてみませんか?「みんな」が生き延びる方法を
      いま、私たちに迫る試練
      役に立つのは〝お金〟じゃなくて〝人柄〟 
 出張もあるし、直ぐに読めるかどうか、いつ読み終わるか分からないが、手に取ってレジに向かう。
 帰りの電車の中でめくってみると、最初からこんなことが書いてある。
 岡田斗司夫は今の社会風潮を「イワシ化」だと言う。
 「イワシって小さな魚だから、普段は巨大な群れになって泳いでいる。どこにも中心がいないんだけれども、うまくまとまっている。自由に泳いでいる。これは見事に、いまの日本人なのではないかと。そのときの流行りとか、その場限りの流れだけがあって、価値の中心みたいなものがなくなっているんじゃないかと思いますね。」
 なかなか興味ある記述ではないか。