我が家から車で15分ほどのところに、一級河川の鶴見川源流(町田市上小山田町)がある。
そこから5~6Km下流の野津田町の鶴見川沿い参道橋付近で、毎年この時期、色とりどりの大小200匹の「鯉のぼり」と、たくさんの「武者のぼり」が上がり、子どもたちが川遊びを楽しむ「鶴見川・泳げ鯉のぼり」が開催されている。
今年で16回目を迎える、この時期の風物詩だ。
「鯉のぼり」はどこでも見かけるが、この「武者のぼり」を最近上げているのは少ない。僕が育った田舎では「武者のぼり」こそが節句の風景だった。
この企画、企画を主催している鶴見川育成会の会員高齢化や後継者不足があって、今年が最後の開催なのだそうだ。
付近の宅地化が進んでいることもあるようだが、裏山から竹を切り落として運んでくるなどの作業も難しくなってきたらしい。昨年は、いつも42本を立てていたのぼり旗は約半数の20本になったと聞く。
来年からは、この風景が見られなくなるのはちょっと寂しい。