10月第4金曜日のおしゃべり

 東京の秋も、だいぶ深まってきた感じ。
 足腰をちょっと鍛えようと、今朝は30分ほどバスに乗らずに歩いた。

 
◇第4金曜日夜は「若者食事会」
 毎月一回、若者食事会を高田馬場の案内所でやっている。
 メニューの定番は、カレーライスなのだが、今日は北海道から送られてきた生鮭を使った「鮭のちゃんちゃん焼き」を、北海道生まれのキョウコさんが作ってくれた。
 「鮭のちゃんちゃん焼き」は北海道の郷土料理で、本来は大きな鉄板で豪快に焼く料理らしいが、案内所ではホットプレートで料理。
 生鮭を敷いて味噌を塗って、その上に野菜やキノコを載せて、刻みネギをたっぷり載せる。
      
 「ちゃんちゃん焼き」の語源は「父ちゃんでも兄ちゃんでもつくれる料理」ということで「ちゃんちゃん」と言うと、キョウコさんが教えてくれた。
      
 今日集まった若者は4人。
 お世話をしているお母さん達と僕を入れて、8人での食事会だった。


◇今日から読み始めた文庫
 書店で文庫本を眺めていたら、帯の「維新の意義を改めて問い直した作品」というのが目に止まって、手の取ってみた。
 阿部龍太郎著『維新の肖像』である。
      
 表紙裏には
明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥に根本原因があるのではないか−−1932年、イエール大学歴史学を研究する朝河貫一は、日露戦争後から軍国主義に傾倒していく日本を憂えていた。そんとき、亡父から託された柳行李を思い出す。中に入っていたのは、、二本松藩士として戊辰戦争を戦った父が残した手記だった。貫一はそれをもとに、破滅への道を転げ落ちていく日本の病根を見出そうとする。明治維新の闇に迫った歴史小説。」と書かれている。
 戊辰戦争では、賊軍となった藩、福島県生まれの僕としては、興味津々の内容である。
 NHK大河ドラマも、西郷隆盛を始めとした薩長の武士達の活躍で、新しい日本がつくられたという官軍からのストーリーになっている。
 果たして、真実はどうなのか? 疑問は残る。
 もう一つ、福島県二本松市生まれの歴史学者で、日本人初のイェール大学教授となった朝河貫一という人物にも興味がある。