今日は「友愛政治塾」の勉強会

 今日の東京も、猛暑だった。
 朝から湿度が高くムシムシとしていて、ちょっと動くと汗びっしょり。
 朝7時からファーム町田店の開店準備をして、11時までスタッフに入る。
 午後から、後楽園駅近くの文京区民センターで、村岡到さん主宰の「友愛政治塾」の勉強会に行く。
        
 今日の講演は、沖縄から選出されている参議院議員糸数慶子さん。
        
        
 先ず、沖縄の歴史から入り、琉球王国への薩摩藩の侵略の経緯から、その後の琉球処分第二次世界大戦時の米軍の上陸と、戦後の米軍統治下での沖縄の実態などを、詳しく近現代の歴史を説明。
 次に、沖縄県民を無視した日米安保条約日米地位協定の問題点などを話され、現在の大きな焦点になっている辺野古新基地建設について、現在の沖縄の実態について話された。
        
 話の中で、印象に残ったこととして、
 沖縄には、琉球王国尚泰王が追放された時に残した言葉で、「宝どう宝(ぬちどうたから)」という「何をおいても命こそが大切であるという意味の言葉」があり、沖縄の人々の心に刻み込まれていること。
 沖縄県民の人権を無視いている日米地位協定国内法は、今まで改定されたことがない。ドイツやイタリアでの地位協定は、ドイツやイタリアが主体となって国内法に準じて改定されているということ。
 沖縄は基地で食べていると言われるが、現実には基地収入は全体の5%程度で、観光収入が15%と圧倒的に大きいこと。
 沖縄県民の人権が無視されている実態に、本土の日本人は無関心であるということ。
 これらを、繰り返される米軍属の性犯罪などを例に挙げながら、沖縄の現実を見ようとしていないと話され「「日米地位協定日米安保条約の影で沖縄県民がいかに苦しんでいるか、ということにぜひ思いを馳せてほしい。」と訴えていた。
 蛇足になるが、話の中でこんなことも教えてくれた。
 さつま揚げもサツマイモも、元々は琉球からのもので、薩摩藩が持ち帰って広めたから、そのような名前になったらしい。