もう花屋さんの店頭にはヒマワリ

 梅雨の時期ではあったが、土曜日と日曜日は晴れて、真夏を思わせるような気温だった。
 しかし、今日は一転、朝から雨脚が強い荒れ模様の天気。
 ファーム町田店の開店準備を8時半ごろ終えて、高田馬場の案内所に行くとき、バス停まで100mほど歩いただけで、ズボンの裾はびっしょり、そんな雨脚だった。


◇お花屋さんの店頭には、もうヒマワリの花が。
 夕方、止まない雨にちょっと憂鬱な気分で歩いていたら、駅ナカのお花屋さんの店先で、黄色鮮やかなヒマワリが僕の足を止めた。
 「おお〜、もう、お花屋さんは夏なんだなあ〜」と、一気に雨の日の憂鬱気分を吹き飛ばしてくれた。
       


◇今日はブログネタ切れなので、ヒマワリをネタにちょっと書く。
 シクラメンの花と言ったら小椋桂のように、ヒマワリと言ったら寺山修司の短歌を思い出す。
       

 その寺山修司がヒマワリを詠った歌は、何首かあるのだが、何といっても、僕はこの2つの歌が好きだ。


    列車にて 遠く見ている向日葵は 少年のふる 帽子のごとし 
    わがシャツを 干さん高さの向日葵は 明日ひらくべし 明日を信ぜん


 今日出逢ったヒマワリは、車窓からでもなく、庭先でもないが、声を出して読んでみると、黄色鮮やかなヒマワリが浮かんでくる。

 そのほかにも、寺山修司はこんな歌も詠っている。


    一粒の 向日葵の種まきしのみに 荒野を我の 処女地と呼びき

    向日葵は 枯れつつ花を捧げおり 父の墓標は われより低し