六本木ヒルズで 「ポンペイの壁画展」

 見たい観たいと思っていて、なかなか時間がとれなかった『世界遺産ポンペイの壁画展』に、今日の夕方、案内所をちょっと早めに出て、帰宅路線をちょっと変更して、会場に寄った。
        
     
 火山の噴火によって街が丸ごと埋まってしまった地として有名な「ポンペイ
     
            (写真は、会場に撮影用に設置されていたパネル)
 西暦79年、イタリアのベスビオ山の大噴火で発生した火砕流で、当時1万2000人が暮らしていたポンペイの街に住む人々は、街もろとも一瞬のうちに生き埋めとなった。
 そして、18世紀に発見され、古代ローマ時代の人々の豊かな生活が遺跡となって現れた。
 そのポンペイに、僕は約30年前に訪れたことがあるが、そのことは後でゆっくりと思い出して書きたいと思う。

     
 この『世界遺産ポンペイの壁画展』は、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中だ。
     

 地下鉄日比谷線の「六本木」で下りると、大きな広告パネルが案内してくれる。
     
     

 今回の展示は、ポンペイで暮らした人々の家々を飾っていた80点もの貴重な壁画だ。
 装飾として壁に描かれたギリシャローマ神話
 当時の人々の豊かさと文化度の高さを容易にうかがい知ることが出来る。
 「第1章・建築と風景」、「第2章・日常の生活」、「第3章・神話」、「第4章・神々と信仰」と、壁画に描かれているテーマごとに展示されていた。
 興味があるが予備知識のない僕でも、音声ガイドが親切に説明してくれて、その魅力が十分に理解出来た。
 日本ではまだ弥生時代だった当時、その時代に絵画的完成度の高い、このような壁画を部屋に施して生活を謳歌した人々の存在に驚く。
 例えば、ワインで富を築いたという「カルミアーノの農園別荘」の建物の一室を一部再現してあり、当時の姿そのままに立体展示している。
 総壁長16メートルの再現展示の「ポンペイの赤」と言われる印象的な壁画パネルは圧巻だった。



 六本木ヒルズ52階から見た東京の街並み