今日は土曜日、2月の最期の日だ。
会の機関紙「けんさん」3月号の最終編集を案内所でする。
◇午前中はイワタさんと紙面作りのやりとり
昨日までに、ほぼ原稿と写真が揃ったので、それを編集して昨夜、紙面を作ってくれるイワタさんに送信しておいた。
今朝から、イワタさんが紙面に記事と写真を収める作業をしてくれて、
「1面はほぼ収まったけれど、2面の原稿は多すぎて入らない。あと8行削れないか。」とか「タイトルが長すぎてバランスが悪い。短く出来ない?」とか「メインのタイトルの色はこれでいいかな?」とか、随時、連絡が入る。
その都度、もう一度、原稿を読み直し編集をして、再度、編集原稿を送る。
◇午後は御茶ノ水の明治大学へ
午後1時から村岡到さん主宰の「政治サロン」が明治大学であった。
先日、村岡さんにお会いしたときにも誘われたし、テーマが今話題の「イスラム」だったので、出かけて参加した。
会場は、御茶ノ水駅近くの明治大学・リバティタワー21階だ。
集まったのは10人。
テーマは『イスラムと欧米の歴史的対立』
話題提供で約1時間話してくれたのは、元朝日新聞論説委員の深津真澄さんだ。
話を聞いていて、本当に僕はイスラム世界や歴史について、何も知らないでニュースを読んでいると痛感する。
イスラム教がユダヤ教やキリスト教と同じ唯一神だとは知っていても、その信仰がどう違うのか、その歴史的流れも、スンニー派とシーア派、その政治的力関係も、どれほども認識していない。
深津さんは、そのあたりの知識として、塩野七生さんの書籍『ローマ亡き後の地中海世界』を薦めていた。
お話の最後に「この問題は、第一次世界大戦中の1916年にイギリス、ロシア、フランス間で行われた、直線的国境線に表れている民族を無視した分割の秘密協定「サイクス・ピコ協定」にまで遡りる。そして現在、イスラム過激派の名称に対して、国家でないのでイスラム国という呼び名でなくISILと呼ぶとか論じられているが、彼らにイスラム国家など作れないと軽視していると大変な事になるのではないか」というようなことを述べられていた。
討論の終盤は、今、村岡さんが関心を寄せ調べているらしい天皇制をめぐる見方にまでなって、なかなか面白い討論だった。
◇湯島聖堂の梅
明治大学でのサロンが終わって、電車に乗る前に、せっかく御茶ノ水に来たのだからと湯島聖堂にちょっと寄ってみた。
梅の花がきれいに咲いていた。
◇夕方、案内所に戻って、また編集作業
夕方4時頃に案内所に戻って、午前中、再送信していた原稿でイワタさんが再度作ってくれた紙面のやりとりを2時間ほどする。
1面〜4面に、原稿と写真がほぼ収まったので、あとの細部調整と手直しは明日の日曜日にゆっくりと自宅でチェックしてからにしようと思って、プリントアウトして持ち帰ってきた。