金曜日の夜は「男の研鑽会」

 第3金曜日の夜は、7時から「男の研鑽会」だ。
 仕事帰りの男達が集まってくる。
 今日、集まったのは10人、僕も入れると11人だった。
 久々の人もいる。
 それぞれが、それぞれの近況報告や心境を出し合う。
 地方議会の議員をやっているSさんは2年ぶりだ。
 日焼けした顔や手。5000枚の議会報告を毎回発行して、徒歩と自転車でポストインして、駅前で朝の報告辻立ちをしているという。
 研鑽会の中でも、待機児童や生活保護の問題も出る。
 「どう考えても、この社会のシステムに行き詰まりがあるよね」と・・・。
              
 この会の幹事役というか、声かけ役のYさんは5月末が定年転職で故郷Uターン、京都に引っ越しだ。
 Yさんは、10年くらい、毎月欠かさず、日程を確認して、声かけをしてくれた。
 そのお陰で、この会が続いていたといっても過言ではない。
 Yさんが抜けた後は、Kさんが声かけ役に、晴れて就任。Yさんも一安心。
 研鑽会の終わりに、それでは一応、Yさんを真ん中にして記念写真を撮っておこうとシャッターを切る。(僕はシャッター係)
         
 9時過ぎに研鑽会は終わって、いつものように軽く懇親パーティー(飲み会?)。
 近くのスーパーから買い出した惣菜を並べて・・・。
 来月もう1回は出席できるというYさんを差し置いて「Yさん、ご苦労さん」の意味を込めて、とりあえず乾杯。
         

 明日の予定や帰りの電車を、それぞれ考えながら、三々五々に家路に就く。