◇朝の散歩
早朝6時少し前に起きて、多摩実顕地から歩いて10分ほどの所の遊歩道「尾根緑道」に出かける。
日曜日の朝の散歩は、実顕地にいるときの恒例になっているのだが、ここ暫く、週末の行事や出張があって、久々の「尾根緑道」だった。
「前回はいつ歩いたのかなあ〜」と思いながら、樹々の葉の濃くなった彩りや、遊歩道に落ちている木の葉に秋の深まりを感じる。
散歩の時に、いつも顔を合わせる近所の同世代のおじさんから「しばらくだねぇ〜。元気だったの?」と声を掛けられた。
◇玉ねぎの定植
カワハラさんから「玉ねぎを植えるの、手伝ってよ。」と、昨夜、お風呂で誘われた。
12月の餅つきの準備研鑽会が終わった後、9時頃から作業着に着替えて、カワハラさん、イヌカイさん、シカタ君と僕の4人で畑に行く。
定植の畝を作り、玉ねぎの苗を植える。
明日は雨の予報。適期作業だ。
◇積読の本を読む
午後から、部屋の机の上にある「読もう、読もう」と思っていて、時間が取れずになかなか読めなかった新書『歴史をつかむ技法』と、雑誌『文藝春秋・12月号』を読む。
*山本博文著の『歴史をつかむ技法』は、知人から「歴史小説を読むうえでの知識として読んだらいいよ」と薦められて買った新書。
─ 歴史小説と時代小説の違い。なぜ耶馬台国論争なのか。武家社会における天皇。
秀吉の朝鮮出兵の背景。司馬史観とは何か。などなど勉強になった。
*『文藝春秋』は、書店で手にして目次を見たら、興味のある記事が何篇かあった。
特に興味を覚え読んだのは、
『小泉純一郎 私に語った「脱原発宣言」』
─ 元首相が政府方針を真っ向から否定する、その経過と心境が書かれている。
ますます、今後の言動と、展開に期待したくなる。
『みのもんた独占手記・私はなぜここまで嫌われたのか』
─ 特別に、みのもんたというキャスターが好きなわけではない。
しかし、手のひらを返した様なマスコミバッシングに同情する。
僕たちも過去にマスコミに叩かれた経験があり、今もそれが尾を引いているから。
『村上春樹・書き下ろし小説86枚「ドライブ・マイ・カー」』
─ 村上春樹の短編小説。主人公は俳優業の中年男性。
子宮癌でなくなった妻。
愛し合っていたが掴み切れなかった女性(妻)の心に対する未練と葛藤。
村上春樹の2つの世界、俳優として演じる世界と本当の自分の世界。
自分を離れて演技する世界から、自己に戻る。
「しかし戻ったところは正確には前と同じ場所ではない。」
春樹らしい短編だった。
『五木寛之選「うらやましい死に方」』
─ 近親者の死に方についての投稿795通から、五木寛之が選んだ30篇。
「生き方が死に方に現れる」というのを、つくづく感じる内容だった。
その他にも『ケネディ暗殺五十年目の「真実」』
『南海トラフ、首都直下型地震・・自衛隊の限界をあえて訴えたい』
などなど。