栃木県の大田原農場と故郷の福島へ

◇土曜日曜は「ふるさとFARMづくり・農業体験」
 栃木県の大田原農場で、関東の男性会員有志が「ふるさとFARMづくり・農業体験」という企画を7年前からやっている。
 ほぼ1ヵ月に1度の企画で、メインは蕎麦づくりなのだが、サツマイモやジャガイモなども栽培して、農の作業に汗を流している。
 今月は、21日と22日が開催日。
 21日の土曜日、朝早く出発したのだが、3日連休ということで、首都高速東北自動車道でも渋滞に遭遇。交通情報を伝える表示盤は真っ赤だ。
           
 何とか午後一番に大田原農場に到着。
 農場の畑には、8月初旬に蒔いた蕎麦が、見事に白い花を咲かせていた。
     
 先日の台風18号で、倒れてはいるが今年の蕎麦の茎は太くしっかりしているので、問題ない。
 11月の刈り入れが楽しみだ。
     


◇ハウスの移設
 今回は、大田原農場敷地の約半分をメガソーラーに転用されるので、その予定敷地内に建っているビニールハウスの移設作業をやった。
 まず、予定敷地内に建っているハウスを分解作業。
           
            

 解体が終わったハウスは、約50m離れた場所に移設組み立て。
           
 夕方、5時過ぎまで作業をしたが、続きは明日朝に再開ということで作業を切り上げ、大田原温泉に出掛けて疲れを癒し、夕食の食材を買って、夜は楽しい夕食懇親会。
 この夕食懇親会には、那須実顕地のヤトウさんとヤマモトさんが、地鶏肉を持参してくれて参加。
 
 翌朝7時からハウス組み立て作業を再開。
 何とか9時過ぎには、パイプの組み立てが終わり、後はビニールを張るだけまでにして、今回のハウス移設作業は終了。
      

 移設したハウスの近くには、柿の実が実っていた。
 一つ採って食べてみたが、まだ渋みがある。甘い柿は来月来たときのお楽しみ。
      


福島県の実家に寄る
 大田原農場は栃木県北部で、僕が生まれた福島県南部の矢祭町は近い。
 大田原農業の帰りに実家に寄ろうと思ったら、それほど時間を要さないのだが、なかなか寄らない。前回寄ったのは1年前だ。
 姉から「お彼岸だし、たまには寄っていったら・・」と電話もあって、両親と兄のお墓参りをしようと、日曜日の午後に、大田原農場から車で1時間ちょっと北上して、実家に行く。
 実家の近くに嫁いでいる姉は、今回も、僕の好物の「ぼた餅」を作って待っていてくれた。
 母が健在のうちは、母が作って僕の帰りを待っていたのだが、母が亡くなってからは、姉が引き継いでくれて、僕が帰省すると言うと、必ず「ぼた餅」を作って待っていてくれる。
                
 今回も、ふるさとの味、母の味の「ぼた餅」をいただいた。

 いつも思うのだが、子どもの頃、兄や姉と遊んだ原っぱ。帰省するたびに、そこに立ってみると「こんなに小さかったかなあ〜」と思うから不思議だ。
 今年も、その原っぱの脇に、僕の好きな秋桜がいっぱい咲いていた。
       
            



◇モニタリングポスト
 僕が生まれたのは福島県の矢祭町。
 事故を起こした福島第一原子力発電所から約80Km離れたところだ。
 町外れに、放射線モニタリングポストが設置されている。
 昨年の9月末に訪れたときにも、このモニタリングポストの数値が、ちょっと気になって車を止めて確認した。
           
 昨年の示していた数値は「0.078μSv/h(マイクロシーベルト/時間)」だったが、今回、表示されていた数値は、ほぼ同じの「0.074μSv/h」だった。