キャッチコピーについてのおしゃべり

◇今度、ヤマギシの生産物の牛乳パックにヤマギシズム特別講習研鑽会」の事を載せる。
 どんな内容を載せるかは、30代・40代の人達が案を持ち寄って考えた。
          
 その文言について、先日、ある研鑽会の中で話が盛り上がった。
 最初のキャッチコピーとも言うべき言葉は
         はじめの一歩。
 この言葉の末尾の「。」がいるか、いらないか。必要か、必要でないか。などなど・・・。


◇今日の新聞に、参議院選挙の各党のキャッチコピーについて、東京女子大の篠崎晃一教授(社会言語学)の分析が載っていた。
 その中で、末尾の「。」についても分析していた。
 最近の政党のキャッチコピーにも、この末尾の「。」が多いのだそうだ。
 「日本を、取り戻す。」 「安定は、希望です。」 「闘う改革。」などなど・・・。


◇牛乳パックに載せるキャッチコピーの「はじめの一歩。」では、末尾の「。」は絶対必要だと主張したのは、広報部のK君だそうだ。
 確かに彼の作る雑誌広告に載せたキャッチコピーは、必ず「。」が末尾にあると気付いた。
 例えば、ヤマギシの農業を端的に表す言葉として、以前に雑誌に載せた時は、
         始まりは土づくりから。
 現在も掲載を続けている雑誌では、
         土づくりから暮らしをつくる。
        

 
国語学者の篠崎教授は、次のように分析する。
 末尾の句点「。」には、句点を付けて簡潔性をアピールし、そこまでの意味のまとまりを強調する機能がある。と述べている。
 さすがK君。
 それを狙って末尾の「。」は、絶対必要だと主張したのだろう。
 おじさん、おばさん世代には、邪魔だと思う句点にも、それなりの狙いがある。