今日は旧正月、モンゴルではお正月

◇朝、公園に散歩に行ったら、青空をバックに蝋梅が香りよく咲いていた。
      
      


◇モンゴルではお正月
 今日は旧正月の〝元旦〟だ。
 モンゴルの友人たちは、モンゴル料理のボーズやホーショールを大量に作って祝っていることだろう。
 モンゴル語でお正月を「Цагаан сар(ツァガーンサル)」と言って、直訳すると「白い月」だ。どうして白い月なのかは分からない。今度、聞いてみようと思う。
 そんなことを思いながら、本棚に入れたままにしてあった、以前にモンゴルからの留学生が一時帰国して戻ってきたときにお土産にもらった「モンゴルの絵本」を開いてみたら、「モンゴルの諺」がプリントしてある紙が挟んであった。
             
 そう言えば、彼女とはモンゴルと日本の諺について、話題にしたことがあったのを思い出した。
 どんな諺が書いてあるのか辞書を頼りに、一番最初に書かれてある諺を苦労しながら訳してみる。
       Алт мөнгийг уул мэт овооловч
       А үсэг сурсанд хүрэхгүй

      「金と銀を山のように積んでも Аの文字を習ったことにも至らない」
         ↓
      「金銀を蓄財しても アルファベットの最初の文字を習ったことにも至らない」
         ↓
       結局は「蓄財よりも教育が大切」ということのようだ。

 日本とモンゴルでは経済格差も大きい。それなのに、親は大金を工面して子供を日本に留学させる。
 こんな諺が、そんな親たちのベースになっているのかも知れない。