花屋のおじさんとおしゃべり

高田馬場も秋の空
 先週、モンゴルからの留学生の女の子と高田馬場駅前で、コーヒーを飲みながら話をしていたら、突然「日本語の漢字って難しいです。なぜ、高田(タカダ)と馬場(ババ)のあいだに〝の〟が入るのですか。文法的な法則ってないでしょ?」と言い出した。
 彼女はモンゴルで4年間、日本語を専攻して今年の4月に来日してきた女性だ。
 日本語はかなり上手い。
 彼女のそんな問いに、僕は唸ってしまう。
 〝の〟が入る文法的法則ってあるのか、ないのか、今でも僕は考えている。
 そんな、高田〝の〟馬場の今日の朝の空
          


◇花屋のおじさんとの会話
 月曜日から集中的にやっていた機関紙『けんさん』10月号の編集作業も、今日は紙面レイアウトを担当してくれているイワタさんとやり取りをして、午後から細部の確認をして、明日の校正を残すだけとなり、夕方でほぼ終了した。
 そんなことで、帰宅途中、頭の疲れと気分転換に乗換駅の新宿で、書店でも覗いてみようかと改札を出る。
 新宿駅西口の駅構内イベント広場に、花屋さんが数店舗お店を出して、鉢植え花をところ狭しと並べている。秋の花がいっぱいだ。
      

 そう言えば、最近、部屋に花がないなぁ〜。
 そんなことを思って立ち止まり、秋の花々を眺める。
 鉢植えのリンドウもあれば、コスモスもあるし、もうシクラメンも小さな花を咲かせている。
 どの鉢も驚くほど安いのだ。
         
 僕 「おじさん、このリンドウは、どう手入れしたらいいの?」
 おじさん 「風通しが良くて、陽があたるところ。水は土が乾いたら・・」
 僕 「部屋の中はダメ?」
 おじさん 「リンドウは山野草だからねぇ。やっぱり外がいいねぇ。」
 僕は、リンドウの隣に並んでいたシクラメンを指して、
 僕 「シクラメンは部屋でもいいよね? 一番手入れが簡単な鉢は?」
 おじさん 「それは赤だね。赤は原種だから丈夫だよ、他の色は品種改良だから・・」
 僕 「シクラメンって冬の花じゃないの?」
 おじさん 「冬まで咲き続けるよ。買うなら100円違いのこちらがいいよ。株が大きいから・・」
 そう言って、おじさんは200円値札の奥に並んでいる300円の鉢を勧める。
 僕 「じゃあ、それ。売り上手だね、おじさん」
 おじさん 「あんた、買うってわかったからねぇ・・」
         


◇また立ち寄ってしまった北海道物産展
 鉢植え花を持って本屋もないなあと思って、先日、イカめしを買った北海道物産展に再び寄って、北海道のお土産で一番僕の好きな六花亭のお菓子を買う。
         

    六花亭の マルセイバターサンド 手に取れば 北海道の 旅の気分に