モンゴル滞在・1日目

 今回の滞在ホテル「FLOWER・Hotel
      

 朝、出かける前にロビーにモンゴル民族衣装を着た2人のご婦人が、民族衣装展示前で娘さんらしい女性に写真を撮ってもらっていた。
 撮り終わって娘さんらしい人の方に歩きかけたのだが、
 僕は勇気を出して「私は昨日、日本から来た日本人です」とカタカナ・モンゴル語(?)で言って、それ以上は分からないので、カメラのシャッターを切る仕草をして「OK?」と言うと、何と通じて、もう一度戻って撮影ポースを取ってくれた。
        

 
 外に出ると冷たい空気が頬を刺す。吐く息も白い。
 天気は快晴。でもスモックなのかホコリなのか、ちょっとかすんでいる。
 ウランバートルの街の中は、相変わらず渋滞だ。
 それでいて強引な割り込み運転が当たり前、横断する人も車をぬって平気な顔で車道を渡るし、助手席に乗っていると冷や冷やものだ。
        


 今回の出張の目的は、来日研修教育「日本の概要・日本の基礎知識」の話をすること。
 今日はその第一日目。ジャウザンスレンさんの事務所でそれをやる。
 9時半に事務所に着いて準備をして、10時から開始。
 持参した世界地図や日本地図を広げて、先ずはモンゴルと日本の位置関係や、日本という国に対しての印象などを出してもらって話を進めた。
 みんな熱心な好青年。だいぶ日本語も解るようになっていた。


 夕方5時過ぎから、ガンゾルグ君夫妻が自宅に招待してくれて、奥さんのウーレーさんが作ってくれたモンゴル家庭料理・ボーズをいただく。
 ボースは、お正月にはどの家庭でも大量に作ってお客さんをもてなすのだという。
 今年の正月に、ウーレーさんは600個作ったと言うし、ジャウザンスレンさんは1500個作ったと言っていた。


 今日のウランバートルはマイナス気温ではあるが比較的暖かな日。
 ちょっとスモックで汚れてはいるが青い空に雲一つなかった。