久々に妻とお茶する

 我が家・多摩実顕地の近くに、日本茶専門の喫茶店がある。
 季節の茶菓子とお茶のセットやソフトクリームやロールケーキが人気で、お客さんも多い。会員登録をしておくと、定期的に案内はがきが届くので、多摩実顕地の女性たちも時々行くらしい。
 今日、日曜日の午後、久々に、ほんとうに久々に、妻と意見が一致して、お茶を飲みに行く。
 僕は「ロールケーキとコーヒーのセット」で、妻は「あったかぜんざいお茶セット」を注文。
        

 今日は、一日のんびりと実顕地で過ごす。


◇ちょっと蛇足でモンゴルのおしゃべり
 モンゴルの日常生活の本を読んでいたら、冬に遊牧民が草原のゲル(テント)を訪ねた時の挨拶が載っていた。
 「サェン バェ ツガー ノー、 ゾトラフグイ、 メンド バェノー?」
 訳は「みなさんこんにちは(直訳:みなさん良いですか)、飢えずに健康ですか?」のようだ。
 マイナス30℃〜50℃の冬の草原の中でのゲルでは「飢えずに元気か」という言葉が、冬の挨拶になるというのが、なんともモンゴルらしいし、厳しい自然環境の中で生き抜く民族の挨拶らしいと思った。
 そういえば、モンゴルでは留守中でも、ゲルの中のテーブルに食べ物を載せておいて、誰かが訪ねてきて、それを食べることが出来るようにしておく風習があると聞いたことがある。
 広い草原の中、厳しい寒さの中、そこで生き抜く知恵が、「お互い様」の助け合い風習となっているのだろう。
       
       
 昨年秋にモンゴルに行った時に、草原の中のゲルを案内してもらって、そこでいただいた馬乳酒やチーズ風乳製品はなかなか美味しかった。
 今頃は、この草原のゲルにも極寒の風が吹き、草原の雪が飛ばされ、人も家畜もジッと春の訪れを待っているのだろうか・・・。