モンゴルの話を今日も一つ

 昨夜、ゲレルマさんから「今日は父の命日です。何かちょっと寂しくなって泣いちゃった。」というメールをもらった。
 今日、電話で話していたら、お父さんが亡くなって3年が経ったという。
 亡くなる1年前に来日したときには案内所にも寄ってくれて、食事を一緒にしたことを思い出した。
 それと、その年の夏にモンゴルの子ども達4人をヤマギシの楽園村に招待したことが、海外友好団体と認められ、モンゴル政府からの感謝状とメダルを届けてくれた。

 ゲレルマさんは「3年が経ったので、今度モンゴルに帰ったら、やっとお墓参りができる」と言うので「何で? 今までお墓参りができなかったの?」と聞いたら、
 モンゴルではお父さんは3年、お母さんは5年が過ぎないと、お墓参りができないらしい。それまでは線香をあげることもできず、遠くから手を合わせるだけなのだと言う。
 「昨日は命日だったので、ガンゾルグ(弟)は近くの幼稚園にお菓子を持って行って子ども達にプレゼントしたり、野良犬達に餌をやったりしたと電話が来たよ。」と言う。
 どうも、モンゴルの風習として、親の命日には「善行を施す」ことや、亡くなると生まれ変わるといわれている「犬」を大事にする習わしがあるらしい。
 ちなみにモンゴルはチベット仏教である。写真はモンゴル最大のお寺、ウランバートルにある「ガンダン寺」(昨年の第1回特講の時に撮影)
           
 このような「仏像」もよく見かける。