7月に入って「節電」実施の表示がいたる所に・・・

 梅雨明け宣言は気象庁から出ていないが、今日も東京は暑かった。
 7月に入って、「節電」実施中の張り紙が、いたる所にある。
      

 朝、僕は案内所への通勤に町田駅まで神奈川中央バスに乗るのだが、バス停に行ってみると張り紙がある。節電のために7月から「土曜日運行ダイヤ」なのだ。
           
 まあ、土曜ダイヤとはいっても、朝は10分、昼中で15分間隔で運行しているのだから、よくよく考えてみれば、これで十分かもしれない。
 今までは、バスの運行時間など気にしないでバス停に向かっていた。長くても5〜6分も待てばバスはやってくるものだと思って利用していた。
 山手線だって、小田急線だって、電車の運行ダイヤを気にしないでホームに立つ。
 時々、電車が新宿に着くときに「この電車は新宿到着が2分少々遅れました。皆様には大変申し訳ありません。」などと車内アナウンスが流れる。これなども、よくよく考えると異常である。電車が2分遅れて、車掌がお詫びをしなければならない社会って、どうなんだろう。
 都会の生活は、そこまで便利になり、それを今までは何の不思議も感じずに享受していた。それが「当たり前」になって生活をしていた。
 「節電」が、そんな僕たちの生活を改めて見直しを強いている。この異常なまでに進化した便利さに慣れてしまった僕たちの生活を、この機会に、じっくり見直したいと思う。