桜の季節、まだ毎日余震を感じる

 今朝は陽気も暖かく感じたので、我が家・多摩実顕地から町田駅までの距離の半分ほどを歩いた。毎年、この時期になると大通りから外れた団地横の通りに桜が見事に咲く場所があるのだ。

 4月に入って都内の電車は一部の特急などを除けば、ほぼ平常運転に戻った。しかし、節電対策で構内照明は半分ほど消しているところもあるし、エレベータを止めているところもある。
 高田馬場駅構内の「蕎麦と丼物」のお店でも、朝の時間帯は卵がサービスだったものが「震災で卵の入荷が困難」とサービスをやめている。その張り紙を見て今朝のニュースで卵が品薄で卵価が上がっていると言っていた事が結びついた。
 東京案内所も地震前の動きに戻りつつあるが、地震で生じた壁の亀裂などをみては「今度地震があったら、このビルは・・・」という話題や「ヘルメット用意する?」「懐中電灯はあったけど電池がまだ売ってないよ」とか、そんな話題が多い。
 そんな中での、会の機関紙「けんさん」4月号も編集が終わって、昨日は編集メンバーみんなで校正をした。あとは来週早々に印刷が上がり、全国の会員へ発送とちょっと一息・・・。

 そして、まだまだ東京でも毎日のように余震を感じている。
 最近の余震は、東北地方はもちろん多いのだが、北関東が震源となっているのも多いように感じる。私の生まれた福島県南部などが震度3とか震度4というTVテロップをよく目にする。
 その田舎で先週は兄の法事だったが「こんな時期に来なくていいから・・」という言葉に甘えて帰省しなかったので、田舎に住む姉に電話してみた。
「毎日のように揺れるんだもの、慣れ子になってしまったよ。田舎は高いビルもないから、逃げるところいっぱいあるし、心配しなくって、いいよ」とかえってこちらを気遣ってくれた。
 この姉は、僕が帰省する時には必ず僕の好物の「ぼたもち」を作って待っていてくれる。母が僕にしていたことを、母が亡くなってからは姉がしてくれているのだ。