12月3日・金曜日の案内所一日

 朝、案内所への出勤時、大雨のために小田急線は大幅な遅れ。なんと町田から新宿まで1時間半もかかった。ぎゅうぎゅう詰めの車内に長時間はつらいものがある。

 午前中、年末モンゴルから来日予定の会員2人の、ビザ申請添付書類を急ぎ作成する。モンゴルの国づくり、農畜産業の復興に熱い心をもっている期待される若者だ。なんとか来日を実現して、これから彼等がやろうとする社会づくりの糧となればと思う。

 午後、年末年始開催の「特講」に参加したいという男性が訪ねてきた。10年ほど前に活動をしていた会員の親友だ。私がヤマギシの村に参画する前に勤めていた会社の関連会社で以前10年ほど働いていたと聞き、話が弾む。年末29日からの特講の申込書を書いて帰った。

 その後、学生時代(17〜18年前)に特講を受けて、青年活動をしていたというKさんが訪ねてきた。現在はNPO法人懐かしい未来」というのをつくって活躍しているらしい。そのパンフレットには「伝統智・衆智を活かした懐かしい未来の創造・ローカリゼーションの実現に向けた様々な取り組みを国内・海外で行っている。人と人、人と自然、そして内なる自分とのつながりを深めるようなもう一つの未来=懐かしい未来を、日本そして世界で実現していくために・・・」と書かれている。主な活動拠点をネパールにおいて、暴力のない、平和な社会建設に現地若者への教育と啓蒙活動をやっているらしい。日本では栃木県にあるアジア学院に関わり活動しているようだ。
 彼がおいていったパンフレット
    
 ヤマギシの特講を受け、ヤマギシズムを知り、青年活動をやっていた青年が、その志を持ち続けて、中年(?)となった今でも世界で活躍しているのがうれしい。
 彼は「ここ3年ほど前から、エコビレッジとか、共に生きるという話に共鳴してくれる人が増えてきた。このままの社会ではどうしようもないとみんなが気付いて、何かをやろうとしている流れができつつある」と目を細めて優しく語っていたのが印象的だった。