11月も、もう24日だ。師走12月がすぐそこまで来ている感じ。
今朝は、今秋の最低気温で寒さもめっきり増してきた。
近くの児童公園の紅葉も今が色付きの最高。
我が家の駐車場脇の花壇の秋桜は、まだ頑張って咲き誇っている。
◇やっと読み終わった吉田修一著『 国宝 』(上・下)
この小説、歌舞伎という伝統芸能の頂点を極めた男の物語として、以前ちょっと興味があった。
それが文庫化されたというので読み出したのだが、(上)(下)共に400ページを超える長編。
最近は高田馬場までの通勤電車にも乗らないので、読書時間も少なくなったし、途中で、最近始めたオンライン・ZOOM読書会の、そちらの本も読んだり・・・、そんなことで、この『 国宝 』(上・下)をやっと読み終わったという感じ。
物語の主人公は、長崎の極道の息子。ヤクザ同志の抗争で組長の父を失い、衰退した組を飛び出して、縁あって関西歌舞伎の名家の元で、生来の美しい容姿を認められ「女形」として芸を磨き、最後は人間国宝(重要無形文化財歌舞伎女方)という芸の頂点にまで登りつめた男の一代記だった。
波瀾万丈、歌舞伎の世界で芸を究める厳しさ、歌舞伎人気の衰退の時代の全国巡業などなど、また、歌舞伎の演目の内容解説もあり、読み応えのある物語ではあったが、読後感想として書くまでには、僕の中でまだ熟成していないので、ここで終わり。
◇昭和の時代の懐かしい品々
先日、縄文展を見に大江戸博物館に行ったときに、常設展示のコーナーも参観したら、懐かしい昭和にもてはやされた展示物があったので、スマホに写してきた。
●その1・三種の神器
三種の神器とは、本来、皇位の象徴とされる八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の総称である。
『三種の神器』として展示してあったのは、「白黒テレビ」・「洗濯機」・「冷蔵庫」の家電3品目。
確かに、僕がまだ小学生のころ、この家電3製品が憧れの家電であったことを、かすかに覚えている。
3つの「神器」のうち2つが、昔、勤めていた東芝だ。
いまは、大企業の分社化とか、いろんな意味でいろいろと話題が絶えない東芝だが、当時は日曜劇場のTV放送とか、経団連の有名な会長出身企業で、誇りをもって「東芝です」と言えた。
●その2・軽自動車スバル360
昔は、軽自動車といったら360CCの排気量車。
僕が社会人になって給料を手にする頃は、車は憧れの的。上司が「スバル360」に乗っていたのを思い出した。
●その3・ダットサン
このトアックの姿は、覚えている。懐かしい「ダットサントラック」だ。
学校帰りに、田舎の砂利道の道路を走ってきたダットサンを、道ばたで埃にまみれながら見た記憶がある。