今日は案内所で事務仕事

 明日の土曜日と明後日の日曜日は、ファーム町田店のスタッフに入る予定だ。
 明日は、ファーム町田店の初売り日。
 初売りイベントで、僕はスタッフに入って、ハンドメイドパン焼き「きりたんぱん」をする予定だ。
 そして、日曜日は「焼き鳥」の担当になっている。
 そんなことで、今日は、案内所に行って、昨年残していた事務処理などをする。


◇昨夜観たビデオ『北斎ミステー』
 3日の夜に、テレビBS11で北斎ミステリー 〜幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え〜』を放送していた。
 同じ時間帯に、話題になった『君の名は』も放送していて、妻が「どうしても観たい」というので、やむなくビデオに撮っておいたのを、昨夜、観た。
          
 この放送は、天才絵師・葛飾北斎と、その娘のお栄(応為)にスポットを当てた内容で、実に、見応えのある放送だった。


北斎とその娘・お栄
 僕は、一昨年5月に、朝井まかてが書いた小説『眩(くらら)』を読んでいる。
 この物語は、葛飾北斎の三女・お栄こと画号を「葛飾応為」という天才女絵師の生涯を描いた物語。
              
 お栄は、北斎に「美人画では敵わない」と言わせたほどで、西洋の陰影表現を体得し、全身全霊、生涯のすべてを、絵を描くことに投じた女性なのだが、生没年未詳の謎の絵師。
 そのお栄こと葛飾応為と、父であり師匠である葛飾北斎を、朝井まかては見事に生き生きと描き切って、浮世絵師たちの制作作業の様子から、浮世絵業界の人間模様、北斎の代表作「富嶽三十六景」や、応為の代表作「吉原格子先之図」などを描いた様子までを、実にリアルに描いている物語だった。
        


◇今回のテレビ放送『北斎ミステリー』
 前半の第一部では、北斎の筆の跡を科学的に検証し、昨年オランダで新発見されたという北斎の画と思われる貴重な作品を紹介しながら、モネやゴッホなど印象派画家の作品と対比しながら、北斎の西洋絵画に影響を与えた事実に迫る内容。
 第二部では、北斎の娘・お栄に焦点を当てて、巧みな陰影技法で描く謎の天才女性絵師の実像に迫り、さらに、お栄の美人画に描かれている指の技法や、ほつれ髪の描きを解明しながら、北斎の名の下に描かれた絵の真相に迫っていた。
 信州小布施北斎館の安村館長や、小説「北斎と応為」の著者であるキャサリン・ゴヴィエ氏などが登場し、父と娘の絆や、数々の謎を解明し、解説をもしていた。