水曜日のおしゃべり・高倉健

◇若者食事会
 今日は、第三水曜日。若者食事会の日だ。
          
 この食事会をお世話しているお母さんのチエコさんとノリエさんが、食事会定番メニューのカレーを作ってくれた。


高倉健
 高倉健が亡くなったと、悲しみと寂しさを添えて、昨夜から今日のTVニュースで、いっぱい、いっぱい過去の映像が流れている。
 みんな、みんな、僕たちの世代は、この訃報に接して、ひとつの時代が終わろうとしているのを感じている。
 高倉健が主演だと聞いただけで、その映画を観たくなったのは僕だけではないだろう。
 そんなことを思って、ニュースの映像を見ていたら、その懐かしいシーンを思い出した。
 その、僕にとっての「思いでの高倉健」画像を、先ほどネットで探した。


その1:『幸福の黄色いハンカチ
          
 刑務所から出てきて食堂に入って、最初にビールを飲む。
 両手でコップを包み込んで、一気に飲み干し、ふーと息を吐く、その表情が何とも言えない、実にいい表情だった。
 今日、昼食の時にその話題になったら、ユリカさんが「2日間絶食して撮影に臨んだらしいよ。」と教えてくれた。


その2:『鉄道員(ぽっぽや)』
          
 田舎の駅には、「こんな人がいるよなあ〜」って、その寡黙さと渋さが、廃線間近なローカル線の寂しき運命を物語るようだった。
 共演した広末涼子もいい味を出していた。


単騎、千里を走る。
          
 会話らしい会話がない。それでも少年と少しずつ心が通じ溶け合う。


『あなたへ』
          
 妻の故郷にいって、もう営業していない古びた写真屋のウインドーに飾られてある少女の写真を見つける。
 握りしめた拳で、ガラスに軽く触れる、その表情。印象的なシーンだった。