今日の夜は「男の研鑽会」

 東京もここ2、3日は、秋雨前線停滞のような気候で、急に涼しくなって、夜などタオルケットだけでは寝られない。
                
 この雨模様が続く天気。
 広島などの土砂災害の捜索や復旧に、多大な影響を及ぼしているとニュースで報じられているし、各地の農作物にもどんな影響が及ぼすのだろうかと・・・。 
 昨日、今日と、会の機関紙「けんさん」9月号の編集が大詰め。
 昨夜は、紙面を作ってくれるイワタさんと、紙面レイアウトや細部の修正についてメールでのやりとりを深夜までやってしまって、ブログを書く時間がなかった。
 今日の昼過ぎ、細部の再々修正が終わって、紙面が完成し、印刷屋さんにデータを送る。
 明日、最終校正ゲラが届く。


◇男の研鑽会
 今日集まったのは9人。
 先月の研鑽会の時に面白いやりとりがあった。
 参加常連のSさんが、国家公務員を辞めて地方議会議員に来年4月に立候補する。
 Sさんのこれからの選挙運動について話を聞いていたら、参加常連でただ一人の30歳代のTさんが言う。
 「駅前で街頭演説をしている人を見ると、議員って暇なんだなあって思うんですよ。議員ならもっとやることあるでしょう。」と・・・。
 さらに話が、議会報告ニュースを町内会に配るとか、ミニ集会で顔を知ってもらう話になったら、
 「スマホも使ってなくて、若者の票は無理ですね。みんなの前で話するときも、後ろの壁やボードに要点をiPadiPhoneを使って小型プロジェクターで映すとかしないと・・・」
 「いつまでも、街頭演説とペーパーの議会報告じゃあないですよ。」
           
 そんな展開になって、Sさんの選挙運動だけじゃなくて、みんな仕事にも役立つからと、それでは来月の研鑽会は、Tさんによる「おじさんのためのIT講座」にしようとなった。
 そんな経緯があっての、今日の研鑽会だ。
 しかし、肝心のSさんは、地域で会議があって参加できないとメールが届く。
 もう選挙運動がスタートしているようだ。
 そんなことで、結局は今日の「IT講座」は次回となる。
 今日の研鑽会の話題は、現在、Tさんが悩んでいる「家庭・子育てと仕事をどう両立させられるか」の、そんなテーマの研鑽会になった。
 Tさんの長男は小学6年生で中学受験の勉強中。勉強を教えたいが仕事も忙しい。
 奥さんからも子育てのことや家庭のことで、いろいろと要求される。
 「みなさんは、仕事と家庭をどうやって折り合いをつけてきたんですか。人生の先輩として教えてくださいよ」と・・。
 自分たちの子育てはどうだったのか、子供にとっての学歴をどう考えていたのか、そんなことを思い出しながらの研鑽会だった。
 Tさん以外は60歳前後だ。 
 僕たちの子育て時代は、何となく「男は仕事」という免罪符のようなものもあって、家庭や子育てに気をつかわない事も許されたが、いまはそういうわけにはいかないらしい。
 男にとって「働いていれば、社会のためになる、家庭が幸福になる」という盾もなくなった今、「男はどう生きたらいいか」を、僕たちの子育て時代とはだいぶ違った感覚で、若いお父さん達は悩んでいるのだなあと、あらためて実感した研鑽会だった。