モンゴル滞在・その4・モンゴルの人達と交流

 土曜日から日曜日は、モンゴルツアーのみんなと、ウランバートルから約400Km離れたエルデネトに出掛けた。
 この町にはヤマギシの特講を受けた人が10人いる。
 今回は、その中の一人で、昨年11月の日本の会員集会にも来日したミチコさん(僕たちはモンゴル名が発音できないので、そう呼んでいる)が持っているゲルに宿泊し交流するのだが、ミチコさんはエルデネトの10人だけでなく、ウランバートルの友達も特講に送って、なんとモンゴル特講に18人も特講受講者を送り出している人なのだ。
 そんなミチコさんに受け入れてもらったモンゴルツアー団のモンゴルの人達との交流を、時系列的にはアップが前後したが、カメラに収めた写真を整理しながらアップする。


◇土曜日、農場を朝7時半に出発して、モンゴルの雄大な風景を眺めながら、有料高速道路とは思えないようなデコボコ道を、モンゴルではウランバートル、ダラハンに次ぐ3番目に大きな都市・エルデネトに向かう。
      
      
      
 これは、菜の花畑だ。黄色い花が咲きだしていた。


◇5時間半かかって、1時前にエルデネト近郊の目的地のミチコさんのゲルに到着。
 草原の丘の上に4つ並んでゲルが建っていた。
      
 ここの風景は、モンゴル絵葉書そのものだ。
      
      
      
 みんな感激。


◇夕方、子供たちが3人で競馬を披露してくれる。
 こんな小さな子供たちが、草原を鞍なしの馬に乗って走るのだから驚きだ。
      


◇ミチコさんのご主人が「日本からわざわざここまで来てくれたお礼と、ヤマギシとモンゴルの友好の証に」と、2週間前に生まれた雄の仔馬を、僕たち一行にプレゼントしてくれる。
 「日本までは持って帰れないだろうから、〝ヤマギシ〟という名前を付けて大事に育てるので、毎年見に来てほしい。」と言ってくれて、馬乳酒を飲みかわして、縁起物の青い布(ハダグ・ 聖なる布)を仔馬の首に巻く儀式までしての贈呈式だ。
      


◇夕方は、ゲルのお母さん達の乳搾り。これがまたモンゴルらしい風景なのでシャッターを切った。
      


◇牛肉と野菜の串焼きの夕食を頂いた後は、モンゴルの人達との交流会。
 子ども達が、リコーダーの演奏を披露。「咲いた、咲いた、・・・」など日本でもお馴染みの曲も。
      
 奥さんと息子がモンゴル特講を受けたというご主人が、馬頭琴の演奏を披露。
 なんと自分で作った馬頭琴だと言う。
      
 日本からのお礼は、「ひょっとこお面」を被っての踊り。
 今回のツアーメンバーには芸達者がいて大助かり。お面とハッピとデープレコーダまで持参していたとは脱帽。
      
 最後に、日本のメンバーは「ふるさと」を歌って、モンゴルの人達は「ミニーエイジ」という「モンゴルのお母さんの歌」を歌ってくれた。
      
 この「ミニーエイジ」という歌は、本当に心に沁みる歌だ。
 みんな大感激。


◇翌朝は快晴。朝日が彩る草原の風景。
      
      
 草原を歩いて40分。高台から眺めた風景。中央の白い点が、僕達が宿泊したゲルだ。
      
 この写真は、僕たち日本人のために新しく草原の中に作ってくれたトイレ。
      
 ここで、目の前に広がる草原を眺めての「用を足す」気分は最高だった。


◇朝食を食べて、ホーショールのお弁当を頂いて、お別れの挨拶を交わし、ひとり一人とハグして、ゲルをあとにする。
 帰りも風景を楽しみながら、花が咲いていると言ってはバスを止めて、牛や羊たちを眺めながら用を足し、子供から野イチゴを買って・・。
      
 モンゴルの「アザミ」は花も葉も大きい。
      
 これは「ヤナギラン」日本でも山岳地帯に咲いているらしい。
      


 無事、夕方5時に農場に到着。

 僕は、翌日の講座が朝から待っているので、農場で夕食を食べてからゲレルマさん達とウランバートルに向かう。
 夜9時過ぎにウランバートル着。