週末、文庫本を2冊買う

 通勤カバンの中に読みかけの本もなくなったし、そして週末だし、また、来週は三重に出張もあるし・・・。
 そんな事を思って文庫本を2冊買う。

◇『人間の土地 』
 帰宅途中に寄ったBOOKOFFで見つけたのが、サン=テグジュペリの『人間の土地 』(新潮文庫) だ。
 GPSや自動操縦などまったくなく、肉眼で地上の目印を頼りに飛ぶ時代の飛行機で、アルプスやアンデスの山を越え、命をかけて、郵便物を運ぶ飛行士の随筆集だ。
           
 先日も、NHKの「100分de名著」で、彼が書いた最も有名な『星の王子さま』が取り上げられていた。
 僕も、この本は、昔、20代ごろに、その『星の王子さま』と一緒に読んだ記憶があったが、内容はもう定かではない。
 偶然に目に付き、手にとってめくっていると「もう一度、読んでみようかな」と思って買った。


◇『秋月記
 実は、僕がBOOKOFFで探していたのは、葉室麟の『秋月記』だった。
 昨年、『蜩ノ記』で直木賞を受賞した葉室麟の書いた『秋月記』も、『蜩ノ記』同様に感動ものだよと知人から薦められていたのを、先日、新聞だったか雑誌だったかの書評で思い出し、文庫本を探していた。
 結局はBOOKOFFでは見つけられず、高田馬場駅前の書店で買う。