2月20日・今日のおしゃべり

◇案内所カウンターにも雛飾り
 案内所のカウンターにも、桃の花とお雛様が飾られた。
       
 ちょっと変わった形のお雛様に「すごいなあ〜、このお雛様、どうしたの?」と聞くと、サユリさんがハマグリの殻で作ったのだと言う。
 「ヘェ〜、こんなに器用なんだ!」と驚くと、サユリさんから「知らなかったんですか」と涼しげな表情で言葉が返ってきた。ハマグリを食べたあとに、和風生地を貼り合わせて作ったらしい。
 桃の花は、横浜のフミコさんが持ってきてくれたらしい。花瓶にきれいな紙を巻いて飾ってくれた。
 今日の東京の陽気は、何となく春を感じさせる陽ざしだった。


◇映画『隣る人 Never Let Me Go』試写会のはがき
 小野さやかさんが監督で作った映画『アヒルの子』の時に、制作・編集を担当した大澤一生君から、試写会案内のはがきが届いた。
 題名は『隣る人 Never Let Me Go』
       
 監督は刀川和也さんという人で、撮影や構成に小野さやかさんと大澤一生君が関わっている。
 大澤君は、映画『アヒルの子』制作の時に最初に案内所に訪ねてきた青年だ。
 彼は、薬剤師でありながら日本映画学校で映画作りを学んで、町田のマツキヨでアルバイトをしながらドキュメンタリー映画を作り続けている。
 昨年も大澤君が関わって作った映画『ただいま それぞれの居場所』という介護問題を扱ったドキュメンタリー映画は、僕は東中野のポレポレ劇場で観たのだが、なかなかの力作だった。介護関係の仕事をしている妻に紹介したら、妻は町田市の介護関係の人たちと上映会を開いたほどだった。
 今回の作品は、養護施設の問題を扱ったドキュメンタリー映画らしい。
 「親と一緒に暮らせない子どもたちと〝隣り合う〟大人たち、その日常を8年間にわたって撮り続けたドキュメンタリー」とはがきには書いてあった。
 この様な社会問題をテーマにした映画作りに、アルバイトで生計を立てながら続けている大澤君。その情熱に応援したいと思う。


◇「豆大福」の差し入れ
 地下鉄有楽町線護国寺駅近くに群林堂という和菓子屋があって、そこの「豆大福」が逸品だといって、Kさんが案内所の女性陣に、その「豆大福」を差し入れとして持ってきてくれた。
        
 この和菓子屋は、講談社の斜め向かいに店を構えているので「看板商品の〝豆大福〟は、吉川英治三島由紀夫松本清張といった作家への手みやげとして愛用された」と、Kさんが一緒に持ってきてくれた新聞の紹介コピーに書いてあった。
 やわらかな餅に赤えんどう豆がたっぷりで、確かに美味しかった。
 小豆は十勝産、赤えんどう豆は富良野産と材料にもこだわっているらしい。開店と同時に行列が出来て、午後の2時頃には売れ切れなのだという。
 Kさんのご厚意に感謝、感謝!


◇文庫『楊令伝』第9巻を買う
 北方謙三の文庫本『楊令伝』の第9巻が出たというメール案内が届いたので、帰宅途中に書店に寄って買う。
        


NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
 夜9時半ごろから、テレビをつけたままでブログを書いていたら、10時からのNHKプロフェッショナル 仕事の流儀』が始まる。
 今日のプロは、デザイナー・梅原真さん(62歳)。
 商品のパッケージデザインやキャッチコピーを作り、商品企画まで手がけて「売れないモノを売れるようにする」という仕事人だと紹介していた。
 梅原さんが引き受ける仕事は、農林漁業と地方の生産者が作った“いいもの”だけだと言う。
 前半は、ゆずで村おこしをした事例だったが、
 後半は、高知の平飼い卵。手間がかかって1個100円以上で売らなければ経営が成り立たたない若い生産者の思いに応えようと、ネーミングからパッケージデザインに挑戦。それを考え出す過程を紹介していた。
 僕としては、考えさせられることが多い番組だった。