三重のヤマギシの村・豊里実顕地では

◇紅葉観賞と尺八演奏
 夜になると、中庭の紅葉がライトアップされる。暮らしの中に、このような空間があることに意味があると僕は思う。
    
    

 このライトアップされた紅葉を観賞しながら「尺八の演奏」が、今夜は企画されていた。
    


◇文化展
 ロビーの奥に文化展として、各職場の様子や生活の一コマ、個人の作品などが展示されていた。
 その中の「書道展示」のコーナーに、サトコさんの書があった。
       

         夏炉冬扇 (かろ・とうせん)
 書体のすばらしさに引き付けられて立ち止まり、この意味を知りたいなあと思っていたら、偶然にサトコさんにお会いできたのでたずねてみた。
 「夏の囲炉裏と冬の扇、季節期はずれの無駄なもののたとえで、無用なもの、役に立たない言論や才能などのたとえ」なのだと言う。


◇実顕地の中を歩いていると
 「お孫さんに会ったの?」とか「大きくなったねぇ〜」などと、
 みなさん声をかけてくれる。
 長男夫妻に子どもが生まれて、みんなが喜んでくれているのを感じる。大勢の人たちに見守られながら、そんな環境の中で育つ孫。来月には離乳食を始めるという。