◇七夕伝説
僕は、七夕の日に雨が降ると、子供の時分から何となく寂しい気分になる。
「七夕の日に雨が降ると、天の川の水が多くなって、織姫と彦星が会えない。だから雨が降ると可愛そうなんだ。それもちょっとでも降るとダメなんだって・・」と言うような事を、かなり年少の頃に、竹に飾りを付けながら話してくれたのは母だった。
その頃は、私の育った福島の田舎では、満天の星を横断するような天の川がはっきりと見えた。姉にねだって「どの星と、どの星なのか」と教えてもらった記憶は、かすかに残っている。もちろん詳しい七夕伝説は、大人になってから知った。
恋心など知るよしもない頃から「雨が降ったらダメになってしまうんだな」ということだけ、七夕の日には思い出して、晴れることを知らず知らずに僕は祈っている。
そんなことで、今日も梅雨空で時々雨が落ちているので「今年も会えないんだな」って感覚的に思っている。
◇会の機関紙「けんさん」の編集に集中
各地から原稿が集まってきたので、今日は集中して編集作業をした。今週中にはまとめ終えて、紙面制作のイワタさんに送りたいと思っている。
先週、モンゴルからのお客対応などで、「けんさん」編集が頭から抜けていたのがちょっと影響している。頭脳回路を「編集」に切り換える時間がちょっと今回は遅れた感じがして、少々焦っている。
◇東京・中野の商店街で「復興折り鶴」
昨日の東京新聞に「中野の商店街に、東日本大震災の被災地の復興を祈る色とりどりの折り鶴が飾ってある。1枚10円の義援金で、宮沢賢治の詩・雨ニモマケズが日本語と英語で印刷された紙を受け取り、鶴を折ると飾ってもらえる」という記事を読んだ。
なかなか粋なはからいの催しではないか。
そう思ったので、「けんさん」編集に集中し疲れた頭を癒したくて、帰宅経路をちょっと変更して中野駅に降りてみた。時間が遅く、鶴を折ることは出来なかった。