日曜日・散歩中に高齢犬に出会う

 日曜日の朝、梅雨の晴れ間。
 オカザキさんと近所の「尾根緑道」を散歩する。

 前にも書いたと思うが、多摩実顕地の近くにある「尾根緑道」という遊歩道。最近はあまり聞かないが、地元の年輩者は「戦車道路」と呼ぶ人もいる。戦時中は尾根づたいのこの山道を戦車の走行試験に使ったらしい。近くに戦車など軍用車両を作っていた工場があったと聞く。その後を町田市が遊歩道に整備した。

 四季折々の自然を満喫することができるので、僕とオカザキさんは日曜日の朝、度々ここを散歩コースとしている。

 その「遊歩道」で、後ろ足に補助車を付けた犬に出会う。
 
 僕は、てっきり怪我でもした犬かと思って飼い主のおばさんに尋ねてみたら、
おばさん「もう、この犬は高齢でね。後ろ足が動かなくなったんですよ」とのこと。
僕   「高齢って、何歳くらいなんですか?」
おばさん「この犬は15歳で大型犬ですから、人間に換算したら105歳ですね」
僕   「犬も高齢になると車椅子が必要なんですねぇ」
おばさん「インターネットなどで売っているけど、買うと高いから、主人の手作りなんですよ」
 犬を飼うと言うことは、老齢介護も考えなければならない。そう言えば「人工透析」をしている犬もいると聞いたことがある。散歩道の途中に「ペット霊園」という看板もある。そのうち、犬の介護保険が出来るかも知れない。