3日・毎年恒例の「さくら祭り」は中止

 我が家・多摩実顕地の近くに「尾根緑道」という散歩道がある。
 前にも書いたが、地元の年輩者は「戦車道路」と呼ぶ人もいる。戦時中は近くに戦車など軍用車両を作っていた工場があったらしく、尾根づたいのこの山道を戦車の走行試験に使ったらしい。
 ここは四季折々、いろいろな花が咲く散歩道で、僕は日曜日に実顕地で過ごすときは、早朝散歩に出かけるところだ。桜の並木道も続き、毎年「さくら祭り」を開催している。しかし、今年は中止になってしまった。
 朝、散歩に出かけると、今年は寒いせいか桜はちょっと開花が遅れていた。しかし、春の訪れを感じさせる「レンギョウ」や「菜の花」などの花々が咲いていた。
 
 
 
 
 

 昼、愛和館(我が家の食堂)で食事をしていると、キミエさんとミドリさんが、近くの「カタクリ保護地」にカタクリの花を見に行くという。
 そこは、我が家・多摩実顕地から歩いて30分ほどのところ。カタクリが群生していて、町田市が保護管理している。毎年、カタクリが開花するこの時期10日間だけ一般の入場を開放しているが、まだ行ったことはなかったので、一緒に行くことにした。
 
 ボランティアで管理をしているという方々が数人いて、野草茶を振舞てくれた。そして一皿300円で野草の天ぷらも賞味することができた。
「今年は寒くてね、今日はつぼみばかりでね。来週、時間があたら来たらいいですよ」と、咲いていないのが申し訳ないと自分の責任のように言葉をかけてくれていた。
 写真は野草の天ぷらと、その材料となった野草。