地震から1週間を迎える

   

予測不能な大規模停電が
 昨日の夕方、浜松町の会社に勤めるイズミダさんから、突然メールが入る。
−−きょう夕方から夜にかけて、予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるとして、総務から帰宅指示がでました。−−
 慌ててテレビをつける。海江田経済産業相が緊急声明を発表したと知る。
 日野市の会社に勤めるヤマサキさんからも「うちの会社も帰宅指示で、すでに帰宅途中です」とのメール。
 その時はその時だと思って、慌てずに行動しようと・・。
 夜7時頃、新宿駅は帰宅を急ぐ人でいっぱい。駅周辺のネオンも半分以上は消えて節電しているから暗い。さらに減便した電車は超満員だった。

避難生活をしている人が41万人という数字は
 被害を受けて亡くなられた方が6千人を越え、懸命な捜索・救助活動が続くが、まだ2万人近くが行方不明だと言う。
 さらに、被害を受けて避難所に身を寄せている人が約41万人との報道。41万人というと、私が住んでいる東京都町田市の人口とほぼ同じである。
 避難所の41万人の人達は、この真冬並みの寒さの中で、食糧なども十分に届けられずに厳しい状況に置かれている。
 想像を絶する人達が厳しい環境の中で避難生活をしていると思うと、ほんとうに胸が痛くなる。

案内所にも、いろいろな問い合わせが
 東京でもまだ、震度3クラスの余震が頻繁にくるし、計画停電で各社交通機関は減便を実施している。そんな状況なので、いつも案内所に来て活動している会員さんにも、今は自宅で外出を避けてもらっていて、私一人で留守番をしている。
 時々、被災地に住んでいる会員の連絡先や安否を心配しての電話や、実顕地の被害状況などの問い合わせ電話が入る。
 元村人で現在は宮崎県に住んでいるウエノヤマさんからも電話が来た。村人の時は那須実顕地や大田原実顕地で生活していたので、心配していたようだ。
 大阪の会員さんからも「何もやれることがないのでしょうか」と電話が入った。
 六川実顕地のヨシエさんからも電話が来た。「できることなら鶏肉を持って行って、温かい炊き出しを作りたいよ」と、居ても立ってもいられない心情が電話から伝わる。
 供給所のカズコさんからも「誰に言ったらいいか分からないし、どこにこの気持ちを出したらいいか分からないから・・・」と、電話口の向こうで、今、自分達に出来ることって何だろうと問いかけてくる。
 私もそうだが、みんな、みんな、居ても立ってもいられないと言った心境なのだ。