お正月に開催された特講と研鑽学校の「交流会」に参加する

 1月5日は、ヤマギシの「研鑚学校」と「特講」の終了する日で、今回の受講者を囲んでの「交流会」が、三重県ヤマギシの村・春日山実顕地で開催される日だ。
 4日夜11時に多摩実顕地を、交流会に参加する3名と、奈良から親元に帰省していた親子3人の合計6名で、車で三重に向かって出発。深夜の東名高速は通常ならトラックが多いのだが、まだ物資の移動が少ないのだろうか、高速はスムーズに流れていて、朝の3時40分に春日山実顕地に着き、十分仮眠ができた。

 朝9時半から、先ずは12月29日から開催された1週間の研鑚学校の交流会に参加した。大広間には約60〜70人ほどが集まり、今回の研鑚学生の1週間の様子や、その人が気付いたことなどに耳を傾ける。風邪やインフルエンザで途中別室に隔離された人もいたようだが、みんな明るい顔で発表していた。今回はモンゴルからも2人が参加していた。彼等の国づくりや社会づくりに対する熱意に、日本からの参加者は大いに刺激されたようだ。
  
 10時45分から引き続いて同じ期間で開催されていた特講の交流会。これには続々と人が参集。大広間は超満員状態。250用意した座布団は埋まり300人を越える人が集まった。特講には富士宮市の木の花ファミリーのメンバーも2人参加し、私達と同じように幸福な社会づくりを実践している彼等が、ヤマギシの特講を受講してどんな感想を述べるのかと興味を持って集まった人も多い。また、参加者の地域の人や我が子を送った親など、実顕地メンバー以外の会員の参加も多かった。
 毎回のことだが、この特講の交流会に参加すると、自分が特講を受けた時の原点に立ち返ることができるし、特講を受けた新鮮な感想を聞くのは心の涵養になる。今回も一人一人が今までの思考回路の癖に気づき、本当はどうだろうかと考えられた特講だったようだ。多種多様な参加者構成ほど、特講は深まると言われている。今回の特講はまさにそうであったようだ。木の花のメンバーの一人が「私が2年間考え続けてやっと解決したなって思ったようなテーマが、この一週間で転換できることに驚いた」という発言が印象的だった。

 午後からは、今回の特講や研鑚学校の整理研鑽会や、モンゴルの今後の活動についての研鑽会、2月開催のヤマギシ会総会の準備研鑽会などなど、関係者と立て続けに研鑽会をやって、夕方5時に春日山実顕地を東京に向かって出発。昼ご飯も食べる時間がなく動いていたことに気づき急に空腹感。長島温泉SAで「あさりラーメン」を食べた。
 途中、高速道路上で炎上したトラックが交通を遮断し大渋滞。多摩実顕地に到着したのは深夜の1時だった。