東京藝大美術館に寄る

 我が家・多摩実顕地で僕たちと生活している若者の1人に、東京藝術大学に通っているミノル君がいる。
 先日、遅い時間にお風呂に入っていたら、ミノル君と一緒になって、「大学の美術館で西郷展をやっているけど、招待券、要りますか?」と・・・。
 もちろん、大河ドラマを欠かさず観ている僕としては、感謝!
 来週から2週間は、長期研鑽会に入る予定だし、会期は来月16日までで、今週のうちに観ておきたいと思って、今日の夕方、予定の仕事が終わったので上野まで出かけた。
        
 上野公園を横切って、藝大美術館へ。
        
        
 構内にも、大きな看板が掛けられていた。
        
 会場に入ると先ず、大河ドラマ西郷どん」の2人が迎えてくれた。
        

 この企画は、NHK大河ドラマ特別展として、藝大とNHKが主催なのだ。
 音声ガイドを借りたら、なんとナビゲーターも俳優の瑛太だった。
 この特別展は、「西郷隆盛のゆかりの品、篤姫愛用の着物や調度品など、本物の美術品や資料を多数展示」というだけあって、確かに見応えのある展示品だった。
 大河ドラマを有意義に観るには必見かもしれない。
 「西郷隆盛には、肖像写真が一枚も残っておらず、その生涯は謎に満ちている。」と言われるが、いろいろな人が描いた肖像画もあったし、西郷の軍服や、直筆の手紙が展示さている。
 また、薩摩藩江戸屋敷などの絵図面や、篤姫婚礼に西郷が調達したという品々もあるし、奄美大島での妻・愛加那(あいかな)との子供たちのその後のことも展示してある。
 なんといっても、西郷の生涯とその周辺の資料を多数にわたり、時代別に並べてあり、大河ドラマを観ている者なら、より理解が深まるように構成されている。
 西郷が座右の銘とした「敬天愛人」の書。(出口の売店で書の複製が売っていたのを写した)