午後から「友愛政治塾」勉強会に行く

 今日は、暦の上でも春、実際の陽気も春、そんな暖かい一日だった。
 午前中は、昨日から滞在の長男家族の孫たちと過ごす。
 長男家族は昼に三重県に向けて出発したので、僕も町田駅まで一緒に出掛けて、大江戸線春日駅」近くの文京区民センターで開催された「友愛政治塾」の月一回の勉強会に行く。
 

◇今日の「友愛政治塾」
 この塾は、ヤマギシを取材して刊行した書籍『ユートピアの模索・ヤマギシ会の到達点』を執筆した村岡到さんが主宰する勉強会だ。
 場所は、文京区民センター。
        
 今日は第3回目。
 今日の講師は、法政大学教授の下斗米伸夫先生。
 テーマは「ロシア革命と宗教」だった。
        
 今年は1917年のロシア革命から100年。そして、その革命は1991年に崩壊。
 その革命とはどんなものだったのか。
 革命と宗教、特にロシア正教会から分離した古儀式派の動き。
 などなど、僕は初めて触れる内容だった。



朝日新聞1面の哲学者・鷲田清一さんの連載コラム「折々のことば」
 今日、鷲田さんが紹介したのは、建築家の安藤忠雄さんの言葉だ。
           
 『今の子供たちの最大の不幸は、日常に自分たちの意思で何かが出来る、余白の時間と場所を持てないことだ。(安藤忠雄)』

 鷲田さんは、このように解説する。
 「自立心を育もうと言いながら、大人たちは保護という名目で、危なそうなものを駆除して回る。そのことで子供たちは緊張感も工夫の喜びも経験できなくなった。安全と経済一辺倒の戦後社会が、子供たちから自己育成と自己管理の機会、つまりは「放課後」と「空き地」を奪ってきたと、建築家は憂う。著書「建築家 安藤忠雄」から。(鷲田清一)」


 我々、大人が奪ってしまった「子供たちから自己育成と自己管理の機会」
 子ども楽園村など、子供たちを対象にした企画を練るときに、心しなければならない。
 しかしそれは、子供たちを「事故なく安全に、無事に帰す」という企画者の常識的保身観念とせめぎ合う、難しい課題ではある。