雨上がりの朝、「河津桜」に出会う

 昨日は朝から東京でも雪混じりの雨が降って寒い一日だった。それが夜まで続き、11時頃に我が家・多摩実顕地の夜の安全見回り(僕は月曜が当番)の時でも、まだ雨に混じって雪が白く舞っていた。
 朝、7時頃に屋上に木刀をもって上がると、空気は冷たいが清々しい雨上がり。日課の素振り(時々さぼるけれど)を100回すると体中が熱くなるから、寒い寒いと言ってもやっぱり春の空気なのだと実感。世界一の高さになったスカイツリーがぼんやりと見える。それに向かって呼吸を整えるために大きな深呼吸を10回ほどする。
 雨上がりの気持ちよさに誘われて、駅までのバス通勤を半分ほど歩いてみようと歩き出す。
 多摩実顕地から1Kmほど歩いたところに「忠生公園」という大きな公園がある。その中を通ったら、窪地になっているグランドの土手に「桜」が咲いているではないか。もう桜が咲いているのかと思いながら近づくと「ライオンズクラブ寄贈・河津桜」と立て看板が立っていた。
  
 三重のヤマギシの村・内部川実顕地で、今年の1月末に亡くなったイナコジさんが桜が好きだったからと、イナコシさんを偲ぶ「早咲きの河津桜」を植樹したと言っていたのを思い出す。これが「河津桜」かと、早速、鞄からカメラを取り出しパチリ。
 
 春を感じさせる陽気に誘われて歩いたことで、思いがけず「河津桜」に出会った。