東京も雨の涼しい一日

 台風の影響だろうか、今日の東京は朝から雨。時折、雨脚が強くなったり、そして止んだり・・・。
            
 昨日も涼しい一日で、あの猛暑続きは、もう終わったのかと期待して、そんな言葉をロビーで発したら、「まだ8月末だよ。残暑はこれからじゃない。」と言われてしまった。
 確かに残暑はこれからだろう。でも、昨夜などは、タオルケットではちょっと寒いくらいだった。


◇会の新聞編集に没頭
 昨日から今日にかけて、新聞「けんさん」9月号の編集に没頭している。
 昨夜も思考回路が、あれこれと編集に傾倒していたので、ブログを書く回路にならなかった。
 今号は6面構成と、いつもより紙面が多い。
 先ほど送られてきた依頼原稿で、ほぼ掲載予定記事は揃ったので、明日ぐらいで何とか大まかな編集メドは付けたいと思っている。


◇来客が2人
 不思議なもので、何かに没頭している時に限って、「ちょっと休憩したら?」って感じで来客がある。
 昨日は予定に入っていた来客だったが、今日の来客は突然に2人。
 一人は20年ほど前に特講を受けたという50代後半の男性。

 「なんか、チラシある?」と入ってきた。
 話を聞くと、「もう、とっくにヤマギシのことは忘れちゃったけど、先日、友達と酒を飲んだら、俺たちもソロソロ子供を特講にぶち込まないとなあ〜って話になってね。」と言う。
 「内容はあまり覚えてないけど、よかったという記憶はあってね。」と、15分ほど話して、チラシを持って帰って行った。
 誰かヤマギシに知っている人いるかと訪ねたが「みんな忘れちゃったよ。」と笑っていた。

 もう一人は、「看板を見たんだけど、ヤマギシズムって何?」と60代後半の男性。

 ヤマギシについての質問に答えて、20分くらいあれこれ話したら、「結局はユートピアを求めている団体なのね。」と・・。
 その後は、「地球村環境事業団」という名刺をだして、開発して商品化したという水素吸引器についての話を少々して帰って行った。
 

◇もう一つの芥川賞受賞作
 先日、今回の芥川賞受賞小説の又吉直樹さんの『火花』については書いた。
 もう一つの受賞小説の羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』を、今日の帰宅の電車の中でやっと読み終わった。
         
 28歳の失業・求職中の僕と、87歳のボケてはいないが要介護の祖父と、還暦になったけれど嘱託で働いている母親との、3人の家庭での日常の出来事を、ちょっとユーモラス的言動を織り交ぜながらも、現代の社会問題を提起し、死とは何か、生きるとは何かを、今風若者の感覚で書いている。
 読んでいて思ったのは、こんな家庭って、身近なところにいっぱいあるなあ〜、身内で老人介護をしなければならなくなったら、こんな心境になるだろうなあ〜、って思ったこと。
 そんな意味では、現代社会の日常的な生活に蔓延している問題を、平凡な視点と感覚で問題提起し、読者を最後まで引き付けるあたりが、芥川賞候補4度目の著者の小説だと思った。