今日から12月がスタート

 今日は朝から寒い一日。暦の上でも冬・12月がスタートした。

 

◇「鎌倉殿の13人」の「鎌倉」に行く
 「どこに行くの?」「鎌倉に行ってくる」「鎌倉殿の13人?」・・・
 そんな会話を玄関で交わしながら、昨日、鎌倉まで出掛けた。

    

 残念ながら、クライマックスを迎えつつある大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とは関係ない。腰痛になって1ヵ月、暫くぶりの電車でのお出かけだった。
 実は、鎌倉で「骨盤調整」の治療院をやっている知人に、腰痛の相談を電話でしたら「一度、身体を見せてよ。」と言われて、予約を入れての診療のためだ。
 身体の仕組みを聞いて、「身体は全てが一体で成り立っているんだよ」と言われて、ずれている骨盤を調整してもらった。
 何となく、痛みの種類と程度が変わった感じ。

 

◇市民協働フェスティバル「まちカフェ!」
 現在、町田市の「まちカフェ!」というイベントで、妻達が認知症の人たちと活動して作っている「竹灯り」が飾られている。
「歩くリハビリのために、出掛けたついでに見てよ」と妻に言われて、小田急駅ビルの9階飲食店街中庭と、市役所1階に飾られている「竹灯り」を見てきた。

 駅ビル9階。

    

    

 こちらは、市役所一階。

    

    

    

    

 

北方謙三著『チンギス紀15 子午(しご)』を読む
 ユーラシア大陸に拡がる人類史上最大の帝国を築いたチンギス・ハーンの生涯を描く北方謙三さんの「 チンギス紀 」シリーズの15巻目『 チンギス紀(十五) 子午』が書店に並んだことを新聞広告で知った。
 僕は第一巻から読み続けている。
 腰痛で安静にしていて書店に行くのは約1ヵ月ぶり。早速、読む。

    

 モンゴル族の一氏族・キャット氏の長だったテムジン(後のチンギス・ハーン)が、同じモンゴル族の各氏族との戦いに勝利し、モンゴル族全体の長となり、さらにユーラシア大陸の偉大な覇者となる物語なのだが、戦いの舞台はいよいよ西へ。
 この十五巻では、前巻に引き続き中央アジアからイラン高原に至る広大な領域を支配しているホラズム・シャー朝との戦いが、本格的な展開で描かれている。

 一説によると「世界史上、最も凄惨な戦い」とまで言われる1219年~1222年にかけて行われたモンゴル帝国のホラズム・シャー朝征服。
 戦場に出ているチンギスの長男・ジョチは父の心が読めない。
(本書224P~225P)
「自分は、どこで、なにをしているのか。 誰にも言えないが、時々、そんな思いに襲われる。なぜ、草原の国であってはならないのか。
 モンゴル軍が進攻するところで、戦が起きる。そればかりではないが、モンゴル国が行けば、大きな戦が起きる。行けばすべてが従うことなど、あり得ない。闘おうとする。
西へ進めば、よくわからないほど、数多くの国がある。屈する国もあれば、闘う国もあるだろう。
 しかしなぜ、そこまで進んでいかなければならないのか。」
「西のことを考えた時、ジョチに見えている強力な国は、ホラズム国だった。そこに、なぜ進んでいかなければならないのか。ホラズム国との間で、国境をきちんと決め、平和に世界を作りあげることはできないのか。」

 いま、ロシアの侵攻を受けているウクライナを舞台としたモンゴル軍の首都キエフ征服は1240年だから、その歴史上の時代は近づいている。