ここ何日間かは、雨が降ったり止んだり、時には雨脚が激しく、不安定な梅雨末期の気候が続いていたが、今日の東京は朝から晴天、強い陽差しの夏の一日。
しばらくぶりの梅雨が明けたような、晴れた空Photo
しかし、九州など西日本では、今日も大雨の被害が報道されている。
一週間前に発生した熱海の伊豆山地区での大規模土石流の被害は、まだ安否が確認できない20数人の捜索が続いている。
◇今日のファーム町田店
千葉県のヤマギシの村・成田実顕地から届いた、大きなスイカが店頭に並んだ。
「こんない大きいスイカ、お客さんが持って帰れないんじゃない?」
そんな心配をしながら並べてみると、今日の天気のように、梅雨気分を吹っ飛ばす店内雰囲気となった。
そして、お店の一角には、今朝、シカタ君が創作したオニユリの「花手水(はなちょうず)」が飾られた。
なかなかの出来映え。ますます美的センスが磨かれている感じ。
◇夜はZoomで「読後感想会」
Zoomを使っての読書会は初めての試み。
1週間前ほどから参加を呼びかけてみたら、なんと9名の参加となった。
取り上げた書籍は、今話題の「新書大賞2021」第1位となっている斉藤幸平著『人新世の「資本論」』(集英社新書)だ。
1ヵ月ほど前に、三重県のヤマギシの村のゴトウさんと「読んだ?」「読んだよ」「何人かで、読後感想を出し合ったら面白いんじゃない?」と意気投合して、今日のZoom会となった。
九州、滋賀、金沢、東京、そして三重県のヤマギシの村からも参加と、Zoomならではの各地からの参加者。さらに、この企画を聞きつけた大学生が、昨夜、問合せしてきて参加。
本書は、
---人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!---と書籍紹介されている。
今日の「Zoom読後感想会」でも、いろいろ意見が噴出。
それぞれが、現在の状況や、自分の生き方にひきつけながら、刺激されて読み込んだ感想が出されていた。
経済学を学んでいるという大学生の発言も、おじさん連中には刺激的だった。
今終わったばかりで、さらに話題が広範囲で、ここに記す余裕はないが、面白い活発な意見交換と刺激のある知的交流だった。
約1時間半、あっという間に過ぎて「また、1ヵ月後にやろうか」となって、今日のZoom読後感想会は終わった。