現在、事務所の移転準備中

 長年、活動の拠点にしていた高田馬場の案内所を、来週末には町田の我が家(多摩実顕地)の敷地の一角に移転する。
 今月に入って、その準備に追われている。

  

◇書類や備品の整理に大忙し
 先月から少しずつ準備はしていたのだが、長年溜まった書類や備品の整理に、思った以上に時間を取られている。
 何人かの会員さんが整理の手伝いに来てくれているので大助かり。
 今日も2人ほど来てくれて、長年使っていなかった食器などの備品で、活用できそうなものを、千葉県館山市にある「かにた婦人の村」を支援している「かにた後援会」に送ってくれた。
 段ボール7個を発送。

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 そこは、知的障害や精神障害を抱え短期的な支援では社会復帰が困難な女性を受け入れてきた、全国で唯一の長期入所型婦人保護施設なのだ。そこでのバザーなどで活かされるらしい。
 今日で、書類整理も何とか「保存」と「廃棄」の区別は終わって、廃棄処分は「これはシュレッター、これは資源ごみ、これは焼却ごみ」と分類処理して、あとは、移転先に持っていくものを段ボールに詰める段階になった。

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 何とか、先が見えてきて少々ホッとしている。


奥泉光著『雪の階』を読んでいる
 ちょっと慌ただしい心境で、気分が読書を遠ざけていたが、新聞書籍広告で紹介されていて、気になっていた奥泉光さんの『雪の階』を読みだした。
 二・二六事件を背景にしたミステリーだ。

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 どんな内容かというと、
「昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだ―。二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。陰謀の中心はどこに? 誰が寿子を殺めたのか? 昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。惟佐子と千代子が目にした風景とは―。戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。」と、「BOOK」データベースには、このように紹介されている。