昨日の東京のコロナ感染確認者は、なんと2447人で、今日は2392人。
年末年始でPCR検査がのびのびになって、4日の検査数が多かったというが、それにしても2500人近い数字は、この数字に翻弄されたくないと思いながらも驚く。
そして、昨日の夜、関東の1都3県に緊急事態宣言が発令された。
夕方、老化防止のために木刀の素振りをしようと屋上に上がったら、街中に巨大音声でスピーカーから流れる町田市の警告放送。
「特に、午後8時からは、不要不急の外出は自粛してください」と・・・。
またまた「不要不急」の言葉。
自分がやろうと思っている用事は?
何のために?
それって、不要不急じゃないの?
じゃあ、これも、あれも、不要不急って言えなくもないなあ~?
『広辞苑』によれば、不要不急とは「どうしても必要というわけでもなく、急いでする必要もないこと」と解されている。
テレビに頻繁に出ている感染症の専門医は、「端的に言うと、命にかかわらない外出をすべて不要不急の外出」と解説していた。
そう言ってしまえば、不要不急のことに、僕は今まで何とあくせくしてきたことか。
しかし、その不要不急の積み重ねで、人生の日々を送ってきて、今の僕がいることも確か。
僕らしい僕は、不要不急でほぼ出来上がってるとも言える。
なんの役に立つの?
やらなくてもいいんじゃないの?
非効率に見えたり、非経済的に思えたりするものに、ずいぶんと情熱をもやしたり、熱中したり・・・。
でも、待てよ!
自分にとっては「とても大事なこと」と思えたからやれてきたし、「今はこれをやることだな」と勝手に思ってやってきたことも多々ある。
僕の「大事」とひとの「大事」は確かに違う。
あなたの「大事」も、「そうだね」って眺めていける僕になりたい。
みんな、みんな「くだらないこと」を「ひたすらアホのよう」に、熱中する人達が紡ぎ出すもの。
そんなものの交差と積み重ね。
そんな毎日。
「不要不急」と片づけないでほしいと思う。