お正月も終わって今日は6日

 東京のコロナ感染確認者は、今日はなんと、1600人に近づいて1591人だという。つい、この前まで、400人とか500人と言って驚いていたのに・・・。

 

 今日は、高田馬場の事務所に行って、会の機関紙「けんさん」新年号の発送準備をする。
 新年号は、現在、九州のヒデコさんが紙面づくりに取り組んでいてくれている。
 予定よりも投稿原稿が増えて、8ページ構成が10ページとなって、苦労していることだろう。
 来週には印刷して、週末に全国に発送する予定にしている。

 

◇作家の五木寛之さんは「経済が下降し、文明が成熟する」という
 昨日の東京新聞夕刊に、作家の五木寛之さんが「〝コロナの時代〟をどう生きていけばいいのか」というインタビューに答えていた。

    f:id:naozi:20210106193321j:plain

  「今は下降していく『下山の時代』だということを認識しなければならない。山を登っていくときと比べ、熱量も、エネルギーも、体重のかけ方も違う」
 「けれども、下山の価値が劣ることは絶対にない。登山に増していいことがある。ゆっくり遠景を眺めたり、高山植物に目をやったり、来し方行く末を思ったり、成熟した人間の喜びを感じることができる。コロナはそれを気づかせてくれたかもしれない」
 「人間は成長を追い求めるあまり、十九~二十世紀に好き放題やって生物や自然を犠牲にしてきた。宇宙へのチャレンジはすごいことだと思うが、地球を消耗品のように見捨てるのかとも思う」
 「経済は爛熟し、腐臭を発し始めた頃に文明は成熟していく。タイムラグがある。これからは経済が下降し、文明が成熟する。希望と幻滅が交錯していく。大人の時代になるということだろう」

 

◇東大教授の渡辺努さんは「利他心」と
 週末には、関東の1都3県に「緊急事態宣言」が発令される。
 今朝の新聞で、渡辺教授は、これから感染を増やさないためには、周囲に感染させないように心がける「利他心」に訴えるメッセージが必要だという。

    f:id:naozi:20210106193516j:plain

 「利他心」とは、「自分の利害はさておき、他人に利益となるよう図る心」だと、辞典にはある。