鮎の炭火塩焼きが美味しい

 台風10号が日本列島に影響を及ぼしていた15日、東日本は大丈夫だろうと思って、前々から予定していた田舎に住む姉の見舞いに出掛けた。

 

 僕より12歳上の姉は、農作業で忙しい母に代わって僕の面倒をよく見てくれたし、母が亡くなってからも、帰省のたびに、母が作ってくれていた僕の大好物のおはぎを必ず作ってご馳走してくれていた。
 その姉も、すでに80歳を超えて認知症もあり、現在は町営の施設に入っている。


 東京に住んでいる姪と一緒に施設を訪れたのだが、何となく、昔の僕のことかも知れないが覚えていてくれて、楽しく会話することが出来た。しかし、最初に会話していた内容は覚えてないようで、「何できたの? 電車? 車?」「忙しいのに大変だったね」と何度も繰り返す。
 約1時間、諸々の話をして、ヤマギシのリンゴジュースとひよこせんべいとカステラを、ヘルパーの方に「おやつで出して下さい」とお願いして帰って来た。

 

福島県南部の「矢祭山
 僕の生まれたところは、福島県の最南部だ。
 姉は近くの水郡線矢祭山というところに嫁いだ。
 水郡線は、水戸から郡山までの単線のJR線。
 線路沿いは久慈川が流れていて、風景のいい路線である。

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 この水郡線は、ほとんどの駅が無人駅となってしまった。
 ツツジや桜の名所の矢祭山の駅も無人駅。

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 観光地と言っても、駅から見える赤い吊り橋には、誰も渡っていない。

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 姉が嫁いだ先は、ここで食堂をやっている。
 いまは、義理の弟(僕と同年齢)が、店先で「鮎の塩焼き」をやっていた。

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 「日帰りで帰るの? 今度来るときはゆっくり泊まっていきなよ。そうしたら呑めるし・・」といいながら、田舎蕎麦とこんにゃくの刺身、鮎の塩焼きをご馳走してくれた。

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 帰りの水郡線、線路上に強風のために倒木があり、約1時間臨時停車。

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 町田の我が家に帰ったのは、夜8時を過ぎていた。