近隣の名所散策(新撰組とも縁ある小野路宿)

 日曜日の昼過ぎに、我が家から車で10分ほどのところに「小野路」というところを散策した。

 

 小野路の地は、古代から鎌倉街道の重要な中継点の一つとして知られている。
 鎌倉時代には、「いざ鎌倉」に備え、武士団の通る軍事道。
 江戸時代には、徳川家康の遺骨を久能山から東照宮に運ぶ御成道であり、江戸時代後期には、関東総鎮護大山阿夫利神社がある伊勢原の大山につながる大山詣での街道、大山道の宿場として栄えた。

 

◇小野路神社
 この小野路宿は、新選組とも深い関係がある。
 この宿場の名主のひとりに「小島家」があり、20代当主の小島鹿之助は、近藤勇土方歳三沖田総司らを天然理心流の剣術指南として、たびたび招いている。
 この小野路神社境内でも、剣術稽古がされたと言われている。

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◇小野路宿里山交流館
 江戸時代に宿場としてにぎわった小野路宿にあった一軒の旅籠、旧「角屋」を改修し、現在は、この地を散策する人たちの拠点としての「小野路宿里山交流館」がある。
 前々から、小野路を通るたびに気になっていたので寄ってみた。

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 内部は、休憩できるスペースがあり、郷土料理である「小野路うどん」など食事もでき、売店には地元野菜や手作り小物、お赤飯やおはぎなどが売っていた。

 

 この交流館のはす向かいに、小島邸があり、新選組の資料を閲覧できる私設博物館としての「小島資料館」があったが、当家の人たちが住んでいる一部の公開であるため、参観は第一と第三日曜日の午後1時~5時と制限があって、今回は入館はできなかった。またの機会に、参観してみようと思う。