新聞広告にびっくり

 昨日の朝、朝日新聞朝刊を見てびっくり。
 なんと、宝島社が2ページにわたっての全面広告だ。
 それも、『 嘘つきは、戦争の始まり 』と、濁った暗い青色を背景に油まみれの水鳥の写真で、こんな紙面だ。

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 次に、読売新聞の朝刊を開いたら、別バージョンで載っているではないか。
 こちらは、『 敵は、嘘 』と、ローマの彫刻「真実の口」に手を入れようとしている写真で、こんな紙面だ。

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 この2つのバージョンの『 嘘 』についての広告。
 いや「広告」でなく、「警告」である。

 「嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年は、嘘をやっつけろ。」といった警告だ。

 

 宝島社は、2016年にも樹木希林さんを使ったインパクトのある企業広告を出して僕はビックリした記憶がある。
 その時もブログに書いた記憶があったので探してみた。
 2016年1月5日に書いた内容が、これだ。

 ◇強烈な広告
 企業広告でいつも話題になる「宝島社」の今日の朝刊の広告は強烈だ。
      
 2ページ見開きで、花が咲き乱れる緑濃い場所の水の中に横たわる樹木希林さんに「死ぬときぐらい好きにさせてよ」と言わせている。
    人は必ず死ぬというのに。
    長生きを叶える技術ばかりが進化して
    なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
    死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
    ひとつひとつの欲を手放して、
    身じまいをしていきたいと思うのです。
    人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
    それが、私の最後の欲なのです。